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ほとんどコピペです すいません 魔理沙、友達思いで行動力のあるリーダー、仲間のために自分が犠牲になることも。 魔理沙、ずる賢く自分が助かるためならどんな事でもする汚い性格。 霊夢、純真無垢で人を疑うことを知らない優しい子。 霊夢、群れて調子に乗る上に我が儘ですぐぐずるウザいまんじゅう。 お母さん霊夢、子供達を心の底から愛し、最後まで子供を守る優しいお母さん。 お母さん霊夢、自分が飢えると子供を食ってしまう般若に変身するお母さん。 アリス、とかいはを自称しプライドが高いが、ツンデレで面倒見もいい。 アリス、一考えてることの逆を言う習性があるようだ。 アリス、とかいはとかいはと無駄にプライドが高く、自分を他より特別な存在と思い込んでいる。 アリス、発情すると子供はおろか死体にまで性交を試みる色欲の塊。 パチュリー、病弱だが知識は他のゆっくりより高く、群れのブレーンを勤める。 パチュリー、病弱な振りをし同情を誘おうとする汚い性格。 パチュリー、チラシの類でも本と認識するらしい パチュリー、識字能力は他のゆっくりと大差は無い パチュリー、部屋に文字のある物があると、その部屋を自分のとしょかんと言い張って読みたがる。(体つきに主にみられる特徴) みょん、ちーんぽっ! ちぇん、わかるわかるよー ちぇん、虐待厨は死ね!に始まる罵詈雑言を浴びせかけてくる。 レミリア、うーうーとしか言えないおしゃまなお嬢様。希少種だが紅魔館付近には多く生息する。 レミリア、ぷでぃんぷでぃん煩く、困ると咲夜に助けを求める。自身を紅魔館の主と思い込んでいる。 フラン、残虐非道なハンター、獲物をなぶり殺す事を最大の快楽とする。 レティ、巨大で鈍重なハンター、素早く動く舌で器用に獲物を捕る。頬に獲物を溜める性質も。 幽々子、巨大だが俊敏なハンター、恐るべき速度で移動しながらゆっくりをむさぼり食う。 幽々子、俺の胃袋は、宇宙なんだよ… 幽々子、こぼねー ゆうか、綺麗な花が咲く所によく見られる。 のうかりん、田舎に住んでいる幽香の母親。時々収穫物を幽香に送る。 のうかりん、スレ住民にらっきょうを育てる方法を教えてくれる。 天子、ブロント様。 天子、ドM。 きめぇ丸、強いものには逆らわない、ゆっくり種が大嫌い。 きめぇ丸、突如首を高速で振動させるという奇癖を持っている。 美鈴、何かを守る習性を持つ他のゆっくりを思いやる優しいゆっくり。「じゃおおおん!」と鳴く。 美鈴、ずっと寝てばかりいる癖に報酬は要求する怠け者。 チルノ、お馬鹿だけど優しく花も育てたりするゆっくり。息は冷たく、ゆっくり程度なら凍らせられる。 チルノ、後先考えずに行動するから他の生き物に迷惑をかけるゆっくり。 神奈子、背中にオンバシラという飴を背負い、それを飛ばして攻撃する。 神奈子、しめ縄っぽいのはドーナッツ。うめぇ、めっちゃうめぇ! 諏訪湖、ゆっくりを食う帽子を被り、ゆっくりを食べさせたり自分が食べられたりしている。
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八月。 蓬莱の人の形も うだるような猛暑の中、全国の都道府県の代表48校が凌ぎを削る、過酷な大会が開催されていた。 ~全国高等学校ゆっくり野球選手権大会~ 即ち、ゆっくりをボールにした野球(通称ゆ球)の大会である。 高ゆ連が採用したゆっくりボールは、小麦を何重にも塗り重ねて外皮を強化した ゆっくりである。丈夫で安全なゆっくりボールは、安全性を追求する世間の風潮に対応するための、会心の策であった。 また、繁殖して生まれた子供達も強化ゆっくりとなったため、資源や経費の節約にも多いに役立ったのである。 本日はその大会の一回戦第二十四試合。この試合で二回戦に進む24校が決定するのである。 一回戦最後のカードは東方義塾vs幻想学園。 東方義塾がここまでこれたのは、エースピッチャーのおかげである。 その名は虐待お兄さん。3年生であり、今年が高校生活最後の夏である。 エースのエースたる所以はその変化球にあった。 今大会で使用するボールは、高ゆ連により れいむ種に統一されている。 ピッチャーはそのリボンや口に手をかけて、ゆっくりを投じる。 以前の硬球以上の引っ掛かりがあるため、様々な魔球が大会を彩っていった。 虐待お兄さんも、そんな魔球の1つの使い手である。 ナックルボールの要領で投げる、"ゆっくる"である。 ゆっくりの後頭部に爪をつきたて、はじくようにゆっくりを投じる。 ほぼ回転の無いゆっくりは、その気分に任せてわずかながらの空中制御し、自然とバットを避けようとしてくれるのだ。現代が生んだ最強の魔球であるといえよう。特に、虐待お兄さんのそれは爪の食い込みと弾きが強く、ゆっくりをゼロ回転で投じることができるのだ。 さらに、虐待お兄さんはその投球の9割以上"ゆっくる"を投げる、 生粋のゆっくるぼーらーなのである。 その圧倒的な魔球に、この試合にもプロのスカウトが多数視察に来ているほどである。 対する幻想学園は、その打撃力を売りにしてここまで勝ち上がってきた。 特に1年生にして4番をつとめる稗田阿求朗・通称あきゅろーもまた、プロの注目を集める人物だった。 あきゅろーのバッティングセンスは恐ろしいほどで、1年生ながら県大会では打率9割という驚愕の成績を残している。 まさにゆっくりを打つために生まれてきた、ゆ球の申し子なのである。 そんな2人の対決は、球場を大いに沸かせていた。 この日の対戦成績はここまでで1安打2三振。 試合は9回裏を向かえ2-1でわずかながら東方義塾がリードしている。 幻想学園は あきゅろー以外の選手は、魔球"ゆっくる"に対しほぼ手も足も出ず、あきゅろーの出塁をきっかけにどうにか1点をもぎ取ったという状態だった。 迎えた9回裏、1アウトを取った後、虐待お兄さんは痛恨のフォアゆっくりを出してしまう。 虐待お兄さんはその疲れからか、ゆっくりを握る手がつい震えてしまっていた。 投球直前に発情してしまったゆっくりは、謎の液体を分泌して、虐待お兄さんの投球コントロールに悪影響を及ぼしてしまったのだ。 9回裏で1点差。1アウトランナー1塁。 迎えるバッターは、あきゅろーである。 『大丈夫、今日はこっちが押してる。』 虐待お兄さんは心の中でつぶやく。 あきゅろーだけを警戒するのであれば敬遠という手もあるのだが、1アウト1・2塁ではあきゅろー以外の選手相手でも失点の恐れがある。 間近に向かえようとしている自らのスタミナの限界を考えると、同点も避けたい状況であった。 次の投球を控えて、虐待お兄さんは儀式を行う。 自身の心を落ち着けるために、ボールに向かって独り言をつぶやくのである。 「もし打たれたら、お前の家族全員バットで100叩きだからな!」 ……自身の心を落ち着けるための儀式なんだってば。 「あかちゃんはだめええええええ!!」 そう叫ぶゆっくりを握り、魔球”ゆっくる”を投じる。 ゼロ回転のゆっくりは、どうにか あきゅろーのバットを逃れようとキャッチャーミットに逃げ込む。わずかに届かず空を切るバット。 ストライク。 キャッチャーミットに辿り着いたゆっくりは興奮気味に語る。 「ゆ! いますっごい! すっごいかぜきたよ、おにーさん!」 先ほどまで泣いていたのが嘘のように、楽しそうである。 続いての投球。外角低めのストレート。 「ゆ”ゆ”ゆ”ゆ”ゆ”ゆ”ゆ”」高速回転するゆっくりは空中制御などできるわけもなく、真っ直ぐにキャッチャーミットに吸い込まれていく。見逃し。 ツーストライク。 「ゆ、おにーさん……きぼぢわるいよぉぉお……」 イケメンキャッチャーは構わず虐待お兄さんにボールを投げ返す。 あと1球。あきゅろーさえ抑えれば何とでもなる。 虐待お兄さんはその魔球に絶対の自信を持っていた。 この大会、優勝してプロに行く。 その野望が虐待お兄さんの疲れきった身体を、再度燃えさせた。 観衆が固唾を飲んで見守る次の投球。 球種はもちろん"ゆっくる"だ。 セットポジションから投じた1球。 『ゆゆ、おにーさんのばっとなんてあたらないよ! ゆっくりからぶってね!』 とばかりに見下した表情で、ゼロ回転で迫るゆっくり。 その表情を目にした瞬間、あきゅろーの中の何かが弾けた。 「ゆべぇっ!」 避ける暇すらないスピードのバットスイングがゆっくりを襲う。 ゆっくりの急所である顔面の中央を打ち抜く、完全なるジャストミート。 元が球体状の物とは思えぬほどひしゃげる、ゆっくりれいむ。 次の瞬間にそれだとわかるほどの、文句の付け所の無いホームランであった。 ガックリと膝を突く虐待お兄さん。 「なんでごんなごどずるのおおおおおおお!!?」 ゆっくりはそのままバックスクリーンに直撃した。 試合は2-3で幻想学園のサヨナラ勝利。 虐待お兄さんの高校ゆ球生活は終わった。 人目をはばからずに涙を流し、マウンドの餡子を袋に詰めていく虐待お兄さん。 その様子を見て、少し申し訳なさそうな表情を見せながらダイヤモンドを回るあきゅろー。 あきゅろーも、虐待お兄さんには何か通じる所を感じていたのであろう。 あきゅろーは その後審判と係員に頼み込んで、ホームランとなったゆっくりを回収した。 バックスクリーンに落ちていたそれには、まだ息があったのだ。 最初の強化ゆっくりを丹念に作り上げた、職人達の成せる業である。 あきゅろーは 球場を後にしようとする虐待お兄さんに声をかける。 「あの……これ、使いますよね?」 そういってホームランゆっくりを手渡すあきゅろー。 「ありがとう、助かるよ。よかったら一緒にくるかい?」すでに心が通じ合ってることを理解する虐待お兄さん。 その手には係員に無理を言って譲ってもらった、先ほどのホームランゆっくりの家族達を詰めた箱がある。そう、虐待お兄さんは有言実行なのである。 「是非お供させてください。よかったら、妹も同行させてよろしいでしょうか?」うれしそうに応える あきゅろー。 そこに勝者と敗者の壁など無い。 ゆ球を通じて、心の交流を果たした2人の球児達の、心温まる風景であった。 このSSに感想を付ける
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東方キャラが少し出ますので嫌な方は戻ってください ネタや虐待も少なめです。ご了承ください。 「エージェント諸君 新たな任務だ。」 ゆっくりクライシス 幻想卿に出来たゲームセンターで入荷したシューティングゲームだ。 まだ完成はしていなくロケテスト版らしいが、興味があったので足を運んでいるという訳だ。 ゆっくりクライシスは銃を持ちゆっくりを駆逐するゲームだが、 ゆっくりの悲鳴が妙にリアルなことがゲーマー達に(虐待おにいさんも)反響を呼んでいた。 そのせいか平日の午前中にも関わらず一時間も待たされてしまった・・・ そしてやっと遊べると思ったらゲームの台から 「はやくおかねをいれてね!!!ゆっくりするとれいむおこるよ!!!」」 といった百円を、催促する声が聞こえてきた。 短気な人なら台バンしてしまうかもしれないが、店員に呼び止められると困るので なんとか震える手を抑えることが出来た。 百円を入れると武器の切り替え方法の説明が始まった。 「ばかなおにいさんのためにまりさがあそびかたをおしえてあげるよ!かんしゃしてね!」 右上にはゆっくりを打つとスキップします。と書かれてあった。 バシュウン! 僕は何の躊躇いもなくゆっくりまりさの脳天をぶち抜いた。 「いだぁあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!おにいざんなにずるのぉおおおおおお!!」 そのまま解説画面は真っ暗になった。 PROLOGUE 紫「霊夢、魔理沙、聞こえる?ゆっくりが人間達に復讐(笑)をしようとしているという情報が入ったわ。 全滅させて!」 WAIT・・・ACTION!! バシュ!バシュ!バシュ! チャッ バシュバシュ! 「どうじでごんなごとずるのおぉぉぉ!」 「れいむのあがじゃんがーーー!!」 「まりざはごんなにがわいいのにどぼじてぇぇぇぇぇ!」 このような悲鳴が百円で聞けるとならば安いものだと僕は、考えていた。 さらには、他のゆっくりを盾にするやつがいたりと現実にありそうな行動を 取るやつもいてなかなか楽しめている。 さてそろそろステージも終わりかなと思ったその時・・・ 「ドスまりさ!れいのへいきをつかうよ!」 「きょかするよ!!」 ゆっくりの兵器等たかがしれていると思ったがその光景は 生理的に受け付けたくない光景だった・・・ それは普通のゆっくりまりさの掛け声で後ろで発情していたゆっくりありすの大群がこちらに 押し寄せてきたのだ!!! 「「「れいむぅぅぅぅぅぅ!!いっしょにあぎゃちゃんづぐろうねええええええ!!!!」」」 おいおい・・・元ネタの人だかられいむとか叫ぶなよ・・・ 心なしかキャラのグラフィックが怒りのオーラを纏っているように見えたが気にしない。 おっと!そんなことよりこの気色の悪い地獄から抜け出さなくては! ラ○シュ大尉「このタイプのゆっくりにはSMGを使え」 BESTWEAPON!!! ドガガガガガガガガガガガ!!!!!! 「なんでありずのあいをうげどめでぐれないのぉぉぉぉ!!!」 「もっどもっどいいだみをぐれぇぇぇぇぇぇ!!!」 「ごんなごどどがいはのずるごどじゃ・・ぐぉええええええ!!」 PROLOGUE クリア! 何故大尉がいるんだ・・・?そんな疑問を持ったがここでロケ版は終わりのようだ。 「かぞくをいじめたおにーさんとはゆっくりできないよ!もうこないでね!」 帰ろうとした矢先にこんなことを言われてイラつかない人はいないだろう 僕は完成版で還付なきまで叩き潰し苦しませて撃ち殺すことを決意しその日を楽しみにした。 あとがき 始めまして。最近いじめスレを見始めたものです。 元ネタはタイムクライシスです。今日久しぶりにやってきて楽しかったので。 突発的に書いてしまいました。大尉はSTAGE1からなのにいますが目をつぶってください 設定とかむちゃくちゃかもしれませんがお許しください。 なにか問題がございましたらスレで指摘してください。 このSSに感想を付ける
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各キャラ紹介文 プチゆっくり ここは ちいさな かわいらしい プチゆっくり たち を ほかんする ページ すれを やさしく いたわる しょうえね せっけい だよ! ゆっくり かわいがってあげてね!!! _人人人人人人人人人人_ _,,_ > ゆっくりしていってね! < -'' \ ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄ | ;ノ´∨\_,. -‐ァ _ __ _,.!イ,.ヘーァ'ニハ'ヽ、ヘ,_7 r , -`―'- 、イ、 . rー''7コ|_,‐"リ´V、!__ハ イi イ人ルレ ン、 !イ´,'イ ノヒソ _ ヒンY.i ! /ヒン__ ヒン)| i、| ( ,ハ" ヽノ ノ人 (" ヽノ " []ノ i ,)、 .ヘ,、)― ‐'´''レヽ ー―――'レル' _,,_ -'' \ | ;ノ´∨\_,. -‐ァ _ __ _,.!イ,.ヘーァ'ニハ'ヽ、ヘ,_7 r , -`―'- 、イ、ノ rー''7コ|_,‐"リ´V、!__ハ イi イ人ルレ ン、!イ´,'イ ノr=- r=ァY.i ! /r=- r=ァ | i、| これで満足か? ( ,ハ" ー=‐' "ノ人 (" ー=‐' "[]ノ i ,)、 .ヘ,、)― ‐'´''レヽ `ー―――'レル' +プ.プチゆっくり1 プ.プチゆっくり1 ■プチゆっくり ■おお、こわいこわい ■いっしょに泣くプチゆっくり ■プチゆっくりのむーしゃ♪むーしゃ♪しあわせー!! ■ぷち霊夢とタイ焼き ■就寝 ■泣く ■怒る ■笑顔 ■ウインク ■キモんげ ■みんなで就寝 ■みんなのふれあい ■なめなめ ■KEEP OUT ■プチゆっくりとタイ焼き ■横取り ■横取り その2 ■横取り その3 ■グレたプチゆっくり霊夢 ■レミリアとプチゆっくり ■2段ゆっくり ■プチアリス ■ヲタ ■プチプリズムリバー三姉妹 ■三原則 ■愛娘 ■特訓 +チ.プチゆっくり2 チ.プチゆっくり2 ■縮小版 ■縮小版ブラック ■ミニ ■プチ秋姉妹 ■ミニキャラ姉妹 ■MT姉妹 ■マッスル・トレーサー ■プチゆっくりVSにちょり ■新・クリーチャー ■プチ鈴木山蝶子 ■プチリリー ■プチレミリア ■柱の男 ■Myぶーむ ■八頭身 ■ゲラゲラゲラ ■どんな気持ち? ■小尻 ■箕条晶 ■縮小版お燐&お空 +ゆ.プチゆっくり3 ゆ.プチゆっくり3 ■ペルソナ3 ■饅頭ライダー ■やわらか戦車 ■エビフライ ■スイーツ ■合体 ■いっぱい食べて大きくなりました ■車の代わり ■静葉舗装 ■草むしり ■ぃゃゃゎ(ボコスレより) ■スザク ■ルルーシュ ■月光蝶 ■プチパチュリー ■ハト帽子 ■静葉逮捕 ■縮小版みすちー ■一緒にお菓子を食べませんか? ■アンパンマン ■聖剣伝説 ■車のオモチャ ■餅!? ■ロックマン ■ミニ姉妹でゲラゲラゲラ +っ.プチゆっくり4 っ.プチゆっくり4 ■ちび橙にデレデレな藍しゃま ■プチルーミア ■お断りします ■媚びるプチ秋姉妹 ■プチみすちー ■プチ橙 ■ドス黒い感情 ■マトリックス ■魔理沙の独占 ■弾幕はパワー ■うるさい黙れ ■パン ■ののワさん ■首輪付き ■松岡修造 ■ょぅι゛ょ(全部小文字で会話するスレ) ■0080 ■全員集合 ■ちびゆっくり ■プチリグル ■チョコボみすちー ■アーマード・コア ■北斗の拳 ■グスタフVSトキ ■クリスマス ■プチヤマメ ■捕まった宇宙人 ■八頭身風 +く.プチゆっくり5 く.プチゆっくり5 ■おうちができたよ!!! ■ゆっくり育ってね!!!○グロウアップ ■行け!我が眷族達 ■ちびゆっくりのごはんとり ■ヴィクセン ■フォックスアイ ■ゆっくり魔理沙と霊夢 ■昇龍拳 ■チャーハンつくるよ! ■土曜夜の龍魚の怒り ■穣子とネタ帳 ■プチゆっくりプレゼント ■ミニ着ぐるみさくや ■プチ大ちゃん ■プチリリー ■プチ映姫 ■キャプ翼体型閻魔○こう見えた ■プチ小町 ■プチ映姫とプチ小町 ■プチパルスィ ■プチ萃香とプチ勇儀 ■プチ綿月姉妹 ■プチ秋姉妹とプチ綿月姉妹 +り.プチゆっくり6 り.プチゆっくり6 ■縮小版咲夜さん ■さいたま ■プチきめぇ丸 ■プチ咲夜 ■幽香さんと天子 ■プチお空とお燐 ■プチ古明地姉妹 ■プチさとり一家 ■東方風神録セット ■東方地霊殿セット ■東方永夜抄セット ■東方緋想天セット ■静HARD ■プチ神奈子 ■プチ諏訪子 ■縮小したら許されるとでも思ったか? ■ソッコーマン ■プチパチュリー ■プチ荒ぶるグリコのポーズ ■プチ荒ぶる秋のポーズ ■穣子が拡声器 ■ケロケロスワッチ ■プチ藍 ■温泉プチルーミア +も.プチゆっくり7 も.プチゆっくり7 ■フィーバータイム終了のお知らせ ■プチナズーリン ■プチ小傘 ■プチ一輪&雲山 ■プチブロントさん完全版 ■うまか姉妹 ■プチ幽々子 ■プチヨコサクさん ■どどんまい ■格の違い ■イモウマ状態 ■プチ白蓮 ■プチ寅丸 ■プチ村紗 ■プチぬえ ■東方星蓮船セット ■プラモデル ■流石の私もそれは引くわ ■ミニミニ魔理沙 ■AA表示環境チェック +ゆ.プチゆっくり8 ゆ.プチゆっくり8 ■ミニミニ魔理沙とミニミニ霊夢 ■霊夢の私服 ■体育座り ■星空 ■ダブル魔理沙でゲラゲラゲラ ■可動船長ムラサ ■落ち着け永江 ■雨宿り ■ごろ寝 ■溢れ出る親父臭 ■扇風機 ■Ex静葉 ■タクシー ■ちいさなてるよ ■ゲラゲラ穣子 ■サッカー ■モンスターエンジン ■たわしずはストラップ ■というお話だったのサ ■ドラグノフ ■自動的にHARDする銅像 ■タモリア ■秋魔超神 ■支援ジャー ■プチ三妖精 ■さよなら三月また来てサニー ■ゆったり ■こいし・てるよ ■でかピース ■卓上妖夢 ■お座りうつほ ■立ち上がりうつほ ■諏訪子熟考 ■プチリリーとごじゃえもん帽 各キャラ紹介文 プチゆっくり
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ここは人間の里何度かドス率いる群れに襲撃されていただからそういうことには慣れていた最初はかなり巨大なゆっくり魔理沙がきたので最初はみんなたじろいで契約にしたがったが 勇敢 と言うよりこわい物知らずのやつが向かっていくとドスはドススパークや巨体を活かした攻撃を仕掛けたがほとんど全員の人が所詮ただのゆっくりだと言うこととどちらの攻撃も弱点があると言うことをほぼ瞬時にわかった なので攻撃を避けながら攻撃しているとすぐに倒れた 「ゆ ゆ ゆあああああ!!ドスぅぅぅぅぅ!!」群れの幹部であろうパチュリーが叫ぶと混乱は群れに伝わっていった「ゆぎゃぁぁぁぁぁぁ!!」「ばぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」しばらくこれは続いたそして数分後にやっと落ち着いてきたそして気づいた 人間のことをやっと認識したのであるほとんどのゆっくりはこれから何があるか予想がついていた そしてその予想は見事的中 すぐに人間たちがゆっくりたちを潰してきた「ゆぎゃぁぁぁぁぁぁ!!ひでぶぅ!」「ゆんぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」ぶちゅっ!「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!やべでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」ぶちゅっ!「霊夢はかわいいから殺したらだめだよぉぉぉぉぉぉ!!!」ぶちゅっ!!「魔理沙は強いんだぜぇぇぇぇぇ!!だから殺しぶぅぅぅぅぅぅ!!!」そんなわけで数匹のみ重症で帰り途中で全滅した 最初以外は似たことが何度かあったそしてまたドスはやってきたそして里の人は戦闘準備をした が ドスが言ってきたことも態度も違った脅しをする様子もなく 見下す目で見ることもなく契約をしようとしたことかなりまともだった 契約とはこうだ 1人間はゆっくりに危害は加えないがゆっくりが契約を守らなかった時だけ破ったゆっくりにだけ危害を加えてもいい2ゆっくりを働き手として雇いそれに見合った物をくれる3働くゆっくりにのみすみかを与える という物だった里の人はゆっくりがこんなまともな契約をしたことと群れにゲスと見える態度をすることゆっくりもいずに全員人間で言えば頭を下げる動作をしてきたので人々は喜んで契約を結んだ そんなわけで数日が過ぎたこの頃はまだ誰も契約を破らずに働いているゆっくりは真面目で給料として野菜を貰いすっきりすると迷惑になると思いやらなかった 2匹の夫婦を除けば この夫婦は善良種の行動はほとんどすべて知っていたのでばれなかった最初だけは この2匹は働かせてもらうとさぼってばかりで契約にはないと言う理由で給料をもらっていた そして同じ理由で大量にわけてすっきりし子供を50匹ほど生んでいたがこの生活も簡単に終わりを迎えるある日2匹は子供が生まれたので食料を大量にもらいにきたこの2匹の妄想ではもらった大量の食料を子供なんかには与えず全員餓死させまたすっきりして大量の子供を生んで の繰り返しのはずだった しかしこの2匹はかなり嫌われていた この群れの他のゆっくりだったら喜んで野菜をあげていただろうなにせこの群れの優しさはれいぱーに産まされた子供でも普通に愛す程であるもちろんれいぱーは殺して子供の餌にするが だが自分達も使ったそんなの契約にはないと言われあっさり断られる ただそういった以上契約を破るわけにも行かないので危害は加えない そしてその日その2匹についてドス達に相談に行ったそして緊急会議が行われた結果はあの2匹と子供を群れから追い出すということに決まったそれと従わないなら殺していい そして翌朝腹をすかせながらどうやって騙すか考えていた所に村長と群れの幹部とドスがやってきたそしてこういった「会議で決まった、君たち二人と子供には出て行ってもらう」 「ゆ?そんなの従わなければいいんだぜ 無理矢理追い出すことも契約っさんで無理なはずだぜ」「あー そのことなんだが会議で無理矢理追い出すこともできるし殺すこともできるようになったから生きてこの群れと里から出るかここで一家皆殺しかだ」「ゆぇぇぇぇぇぇぇ!!そんなの聞いてないよぉぉぉぉぉぉ!!」「そもそもいま初めて言ったからな で どっちを選ぶ?」「ゆ··ゆ··『ピコン!』そうだ 魔理沙達の子供を全員殺していいのぜだからせめて魔理沙と霊夢は残してくれだぜ」清々しいほどにゲスである するとやっとドスが口を開いた「そんなゲスなら、なおさら群れに置くわけにはいかないのぜ、なぜならここの群れはゲスは禁止だぜ」「どぼじでぞんなことを言うのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」「決まっているでしょ、ゲスだからでしょ で、どっちにするの?」「子供を殺して魔理沙と霊夢は残るよぉぉぉぉぉぉ!!」「なるほどじゃ一家皆殺しで」「なんでぇぇぇぇぇぇ!!」「殺すか出て行くかだよね無垢な子供を犠牲にしてまで生き残るゲスは死ねぇ!、じゃ、人間さんなるべく苦しませて死なせてください」この群れは優しいがゲスにとっては地獄の群れである「そうだ!近所にゲス専用虐待お兄さんがいるから任せよう!」虐待お兄さんに事情を話すと喜んで引き受けてくれた
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※これは東方求聞史紀を基にしたパロディです。東方求聞史紀とは稗田阿求が編纂した幻想郷についての書物です。 つまり書いているのは阿求という設定です。 ※虐待成分は皆無に等しいです。 ゆっくり ~動くなまもの~ 主な危険度 極低 遭遇頻度 激高 多様性 高 主な遭遇場所 どこでも 主な遭遇時間 いつでも 能力 人を苛立たせる程度の能力 人間友好度 最悪 主な活動場所 どこでも ◆特徴◆ 一見すると人間の生首。 それもかの博麗霊夢や霧雨魔理沙らなど幻想郷における有名人の顔に似ているのである。 しかしそれは外見的特徴だけであり、よく見れば全然似てないし性格も口調も行動理念もまるで似ていない別物である。 しかしてその正体は饅頭。皮の開いたその体の中には餡子がびっしり詰まっている。それ以外の内臓器官は無い。どうやって動いているのか甚だ疑問だ。 他にも中身がクリームであったり納豆であったりする種類もいる。もちろん食べられる。 表皮は弾力性があり跳びはねて移動をする。底部、つまり本来の生首なら首があるべき場所を焼くなどして弾力性を奪ってやれば動けなくなる。また水によく溶ける。 体長は様々でプチトマトサイズのものもあれば二米(メートル)を超える巨体も存在する。 また基本生首だが希に胴体付きの個体も居る。 その場合の大きさは妖精程ではあるが、明らかに頭が大きすぎるので不恰好だ。 妖精を超えるのではないかと思われる数の多さ故かどこにでも現れるが主な生息場所は小さな虫や背の低い草花がよく育つ自然豊かな場所であることが多い。 人里でゆっくりの姿を見かける場合、それは人間の食物を目当てとした野生のゆっくりか、人間に飼われているゆっくりである。 活動時間は朝早く起き昼間に活動し夜になれば眠るという人間とほぼ同じ時間帯。 寒さに弱いらしく冬は餌を溜め込んだ巣に篭って越冬するようだ。 寿命についてはまだ明らかにされていない。 子猫よりも弱い存在でありながら危機察知能力が皆無な上に妖精よりも死を恐れないように見える無鉄砲な行動をとるため、ほとんどの個体が寿命を迎える前に死ぬからだ。 だが繁殖能力は方法は数種類ある上に極めて高く、早いものなら一日二日で平均五匹以上もの子供を残すことができるという。 その繁殖能力の高さが未だにゆっくりが絶滅しない要因ではないかとされている。 一部の個体は人間の成人男性を超える力を持っていたり、大規模なコミュニティを形成しているものもいる。 ゆっくりの中身はそれぞれ異なることが多いが、全てに共通して食物であるためよく人間や妖怪、妖精に食べられる。 ストレスを与えると餡子が美味しくなるという特性とその数の多さからゆっくり加工所なるものが出来るぐらいだ。 主な食事は蝶やダンゴムシ、百足といった虫類や小さな草花である。 人間が食べるものはほぼ全部食べる。そのため人里へ人間の食べ物を目当てにやってくるゆっくりもいるが、人間の食べ物はゆっくりにとって贅沢すぎる物である。 そしてこの種の最大の特徴が、その名にもなった「ゆっくりしていってね」という言葉である この言葉はこの種の間で挨拶のように日常的に使われており、また常に自分達が「ゆっくりする」ことを目指しているようだ 彼女(彼)らの間での「ゆっくりする」ということがどのよう意味なのかかは厳密には分かっていないが、「自分たちの欲求、要望がまかりとおる」ことであると認識しておいて間違いは無いだろう ◆目撃報告例◆ 道端でケガをして動けなかったゆっくりがいたから手当てをして野生に返してあげた(匿名) 何故殺さなかったんですか 畑の野菜を収穫しようと畑にいったらゆっくり達に野菜が食い荒らされていた(野菜一筋) もちろん殺しましたよね? 家を少し留守にしていただけなのに帰ったら家でゆっくりが交尾していた(魔法の森の人形遣い) もちろん殺しましたよね? 紅魔館の主の名を騙っていたので屠殺しておいた(レミリアファンクラブNo1) よくやりました ◆被害内容◆ ※食料を目当てとした窃盗※ ゆっくりによる被害の最たるものの一つが畑荒らしだ。 どこから知りえたのかゆっくりは人里には食料、主に野菜が多くあることを知っている。 そのため頻繁に人里にやってきては畑に侵入し無断で野菜を貪り散らす。 そのような事をしたゆっくりを生かして逃がしてしまった場合味を占めて再来するか、他の仲間を引き連れてくる恐れがあるので注意して殺さねばならない。 ※住居無断侵入及び無断占拠宣言※ 畑荒らしに並んで多いとされるのが住居の無断侵入だ。 ゆっくり達は総じて本人達曰く『ゆっくりプレイス』なる自分達が安全にすごすことの出来る巣を求めている。 その結果が住居無断侵入及び無断占拠宣言だ。 これは主に家主が留守にしている間に侵入できる場所から、無かった場合自分で作って侵入する。まれに住居内に家主がいる場合にも侵入することがある。 侵入した後はその住居を自分たちの巣だと思い込み、実際そのように振る舞い、宣言をする。この時餌を目当てとした場合も多く、住居内食料を食い荒らされる場合もある。 例え本来の家主が帰ってきてもここは自分たちの巣だと頑なに言い張る。あまつさえ本来の家主をまるで奴隷のように扱う始末である。 ◆対処法◆ 畑や住居の被害は主に留守中に起こる。ずっとその場所に居ることは出来ないので、ゆっくりが侵入できないようにするのが最も一般的だ。 主には畑の周りに柵を設けたり、住居の出入り口全てをゆっくりでは開けることが出来ないようにしたり、窓ガラスを強いものに代えたりだ。 他にも畑ゆっくりにとっては毒物となる疑似餌をおいておくのも効果的である。ゆっくりはそれに満足して巣に持ち帰り、そのまま巣で死ぬからだ。 直接的な戦闘能力など無きに等しい。人間や妖精はおろか猫にだって殺せるぐらいだ。 捕獲は方法を選ぶことなく容易にできるだろう。素手で捕まえても籠に入れても透明の箱に入れてもいい。 もし捕まえることができたのならば日ごろの、及びゆっくりによって与えられた鬱憤を晴らすといい。 物心ついた人間ならば楽に勝てるであろう。 一部の賢しい個体は仲間を売って自分だけ助かろうとしたり、家族を躊躇なく殺したりするが、平等に全員殺してやるのが一番だ。 ────── あとがきみたいなもの 求聞史紀にゆっくりが載ったら~、という妄想で書き連ねました。 求聞史紀を参考に書きましたが阿求らしさが出ていないかもしれません。 作者が他に書いたもの:ゆっくり合戦、ゆッカー このSSに感想を付ける
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この記事では、ゆっくり逃走中についてより詳しく説明してゆく。 "逃走中"とは?前置き 基本ルール逃走者 ハンター エリア 時間 賞金 ミッション(指令・通達) クロノス社(未来ドラマ・未来CGドラマ) ゆっくり逃走中について"ゆっくり逃走中"とは? ゆっくり逃走中の特徴一般逃走者 世界観の交差 ゲームの「多様性」 エリアの「多様性」宮城・仙台 埼玉・川越 大阪・咲洲 おわりに 引用 "逃走中"とは? 前置き ゆっくり逃走中について説明する前に、まずは大元の「逃走中」について説明してゆく。 なお、本項目では「テレビ番組としての」逃走中を説明してゆく。 基本ルール 逃走中(run for money)は、フジテレビにて2004年より放送されているリアルタイムサスペンスバラエティー番組である。 ルールは鬼ごっこを模しており、街中や貸切った施設などで「ハンター」と呼ばれる鬼から一定時間逃げることで、賞金を獲得できる。 逃走中は基本的に、以下の6つの要素によって構成されている。 逃走者 逃走者として選ばれるのは、芸人、タレント、俳優、スポーツ選手、アイドル、YouTuberなど多種多様。 例外はあるものの、概ねその時期に本業で活躍している「時の人」が呼ばれる傾向がある。 また近年は「キッズ逃走者」と呼ばれる子供の逃走者も多く参戦している。(*1) ハンター 逃走者を追う「鬼」役のハンターは、ゲーム内では「スプリンターの脚力とマラソンランナーの持久力を併せ持つアスリート・アンドロイド」と紹介され、逃走者の数段階上を行くスピードとスタミナで、逃走者達を「確保」するために動く。 ハンターには1体1体固有の番号が割り当てられており(例 01KR、02NN)、一部は番組内の演出で公開されている。公開されていないハンターに対しても、ファンの有志によって固有番号が考案されており、ハンター個別のファンも根強く存在している。 エリア 早朝の街中や貸切った施設・敷地のうち、指定の範囲内が「エリア」として設定され、この中でゲームが行われる。 一部のエリアは地域名や施設名でなく「江戸の町(*2)」「ショッピングモール(*3)」「エリア01(*4)」「エリア21(*5)」などの一般名詞・ゲーム内の固有名称で呼ばれている場合もあり、特に「エリア○○」と呼ばれるエリアは後述する「未来ドラマ」のストーリーと深く関わっていることが多い。 また、一部のゲームでは「エリアドラマ」と呼ばれる作中劇が展開されており、それに対応したミッション・通達が発令されることがある。 時間 ゲームは設定された時間で行い、ゲームの残り時間がゼロになるまで逃げ切れば「逃走成功」となる。(*6) エリアドラマがあるゲームでは、エリアドラマの時間軸もゲーム内の時間と連動している。 賞金 賞金は「1秒○○円」という表現(賞金単価)が使われ、残り時間が0になる(=逃走成功する)ことで満額が手元に入る。確保・失格となった場合の賞金は当然ゼロである。 また、ゲーム中逃走者は所定の方法(*7)で「自首」をすることが出来、この場合は自首成立時の賞金を手に入れたうえで、ゲームから離脱することが出来る。 ミッション(指令・通達) 第2回放送より登場。逃走者達に対しノルマや目標が提示され、ミッションをクリア(時間制限がある場合、時間内にクリア)できれば、「賞金単価アップ」「エリア拡大」などの特典が得られる一方、失敗した場合には、「ハンター放出」「エリア封鎖」などのペナルティが発生する。 通達は、ゲーム中にGMより一方的に発せられ、主に「ハンター追加」や「ルール追加」が行われる。 ミッションは一部の強制・半強制参加型を除いて「任意参加」となっており(*8)、ミッションのリスクとリターンのバランス、ミッションの地点への移動距離とリスクなどを加味して、参加・不参加を判断していく。ただし、ミッションによっては重要な部分が隠されて通知され、実際にミッションの場所に行くことで初めて詳細な説明を知れるということもある。 ミッションをクリアするためには、体力・判断力・逃走者間のチームワークだけでなく、知識・ひらめき・運など様々な要素も要求される。 クロノス社(未来ドラマ・未来CGドラマ) 逃走中の設定内に存在する架空の企業。 第15回以降、逃走中は「未来世界にて『クロノス社』がショーとしてゲーム放送を開催している」という設定が与えられ、第22回以降は完成したハンターを使用した本格的なショーとしての開催と、ハンターを巡る陰謀劇に関するドラマが展開されるようになった。この一連のドラマは、ゲーム内のエリアドラマと区別して「未来ドラマ・未来CGドラマ」と呼ばれている。 詳細についてはWikipedia内に記載があるので、そちらを確認されたし。 ハンターと逃走者による壮絶な逃走劇、逃走者達による人間ドラマなど… 逃走中には、逃走中でしか味わえない「魅力」がたくさん詰まっており、逃走中が放送されるたびに逃走者の名前や「逃走中」そのものがTwitter(現X)のトレンドやYahoo!リアルタイム検索にランクインするなど、コア層・ライト層含め、非常にファンの多いテレビ番組・エンターテインメントとなっている。 ゆっくり逃走中について 以上の「逃走中」の説明を踏まえたうえで、ここからはいよいよ「ゆっくり逃走中」についての、より詳しい解説を行ってゆく。 "ゆっくり逃走中"とは? ゆっくり逃走中とは、前述してきた「逃走中」をベースにして、「ゆっくり」のキャラクターを用いて有志達によって製作されている、逃走中の創作動画の一つである。 ゆっくりのジャンルの一つに「ゆっくり茶番」というものがあるが、見方によればゆっくり逃走中はそれの「発展形」と言うこともできる。 ゆっくり逃走中の始まりは2015年に「ぶっとび太郎」氏によって公開されたものが始まりとされている。(*9) そこから数年間はごく少数の有志によって制作・公開されるに留まっていたが、その中でも熱心なファンは存在していた。 大きく動き出したのは、コロナ渦真っただ中の2021年以降。 新規投稿者は2021年に約15人、2020人に約30人を数えるなど、これまでを上回る勢いで新規投稿者が急増。それに伴って視聴者(ファン)も増加し、着々とその勢いを増している。 ゆっくり逃走中の特徴 本項では、逃走中にはない、ゆっくり逃走中ならではの「特徴」について解説していく 一般逃走者 ゆっくり逃走中を語るうえで、何よりも外せない要素となるのが「一般逃走者(*10)」である。 大元の逃走中でも不定期的に一般逃走者を募集している場合はあり、過去にはそこから逃走成功者が現れたこともある。 しかし、ゆっくり逃走中における一般逃走者は、大元のそれよりも規模がまるで違う。 多くの投稿者(GM)はゲーム開始前に「一般逃走者応募」というものを行い、各投稿者、各ゲーム内の「一定の基準」に沿って逃走者を募集している。 そして、抽選や書類選考などを通過することにより「一般逃走者」として、その逃走中に参加することが出来る。 とはいえ、本人が実際にエリアを走るわけではない。 一般逃走者の応募フォームには「逃走者としての能力(脚の速さや体力、頭の良さなど)」「性格」「逃走中でのスタンス(自首の有無、ミッションの方向性)」などの項目が用意されており、視聴者自身が内容を考えて記入し応募する。 ゲームが始まると、その時にフォームで設定した自分の「アバター(*11)」が、動画内で逃走劇を繰り広げていく。 これを例えるならゲーム「ウマ娘」のレース中や、パワプロの「観戦試合」。見ている側は基本、そのゲームに干渉することは出来ず、自分のアバターが逃走成功・自首したとしても、実際に賞金がもらえるわけではない。(*12) しかし「自分がまるでそこにいるかのような」臨場感を味わうことが出来、何よりも「動画に出ることが出来る」という体験はなかなか他では味わうことが出来ず、非常に面白い奥深さがある。 また、一般逃走者として選ばれるべく設定を考える様は「ゲームのキャラクリエイト」に近い感覚があり、様々な視聴者が自由に、自分の感覚で「世界に一人だけの逃走者」を誕生させ続けていく。 中には、複数のゲームで好成績を上げ続けている一般逃走者もおり、そのような逃走者は周りから注目され、アイドル的存在ともなっている。 近年のゆっくり逃走中を支え続け、盛り上げてくれている要素。それが「一般逃走者」である。 世界観の交差 ゆっくり逃走中の逃走者は、一般逃走者だけではない。 ゆっくり逃走中を制作する場合、多くの場合できつね氏制作の「きつねゆっくり」が使われるが、そのきつねゆっくりのキャラクターは多くが「東方Project」のキャラクターをモデルに作られている。 そこから、多くのゆっくり逃走中では「東方枠」などと呼ばれる形で、「霊夢」や「魔理沙」などの東方projectのキャラクターもゲームに参戦している(*13)(*14)。なんなら、元々ゆっくり逃走中は東方キャラオンリーで行われることも多かった。 東方キャラにも一般逃走者と同様、1人1人ステータスや性格が存在し、これらは殆どが東方Projectの設定に準拠している。 幻想郷での人間関係が持ち込まれることも多く、見慣れたコンビの活躍や、キャラ同士のいがみ合いもまた、ゆっくり逃走中の面白さに一役買っている。 そんな「東方キャラ」と「一般逃走者」。現実では決して交わらない、2つの世界線… これが、1つのエリア上で混ざり合うことで、ゲームの面白さはより一層増す。 一般逃走者と東方キャラによる協力や衝突、外の世界に戸惑う東方キャラを支える一般逃走者… 一夜限りの夢のコラボは、時として、様々な驚きと感動を呼んでいる。その面白さと奥深さは、近年二次創作キャラクターが多数登場している「ゆっくり茶番劇」系の動画を軽く上回るだろう。 なお、原則として東方の世界観は「投稿者(GM)ごとに固有」となっている。 つまり、投稿者Aの霊夢と、投稿者Bの霊夢は別人ということである。 ゲームの「多様性」 逃走中の設定に則るなら、逃走中のゲームマスター(以降GM)は現在「青山シズカ」1名であり、ゲームの運営は基本彼女1人で行われている。 しかし「ゆっくり逃走中」では、GMは無数に存在している。 ゆっくり逃走中の編集者は、単に動画を編集する以外にも、ゲームの構成や演出などをその都度考えて形にしているため、言い換えれば編集者が「GMも兼任」していることになる。ゆっくり逃走中版の未来ドラマにおいても、投稿者本人がGM役として出演しているケースが多い。(*15) 十人十色の投稿者兼GM。当然ゲームの「質」も多種多様であり、他では見られないような逃走中が数多く制作されている。 テレビ放送など到底不可能な程の過激な内容のゲームもあったり、逆に後に本家逃走中でも使われたネタが先にゆっくりで登場したりなど。ゆっくりであることを活かして作られるゲーム達には、本家とまた違った面白さが沢山詰まっている。。 このことから、ゆっくり逃走中の世界では「推しのGM」を持つ視聴者も少なくなく、中には特定のGMに絞って一般逃走者に応募している者もいる。 エリアの「多様性」 逃走中でも様々なエリアが登場しているが、ゆっくり逃走中ではさらに多くの場所がエリアとして使われている。 ここではその一部を紹介していく。 宮城・仙台 逃走中では一切登場しない街だが、ゆっくり逃走中制作者「さくしゃ」の地元と言うこともあり、同氏のゆっくり逃走中で多く採用されている。 埼玉・川越 ここでは過去に一度、逃走中の撮影が計画されていたが、その時は悪天候により中止となっている。 主に「蔵の街」と呼ばれる一帯がエリアに組み込まれることが多く、名所「時の鐘」と絡めたミッションも存在している。 大阪・咲洲 大阪市南港エリアの人工島。IRや万博に向けての開発が進む「夢洲」の隣に位置し、国際展示場「インテックス大阪」や、日本第4位の高層ビル「咲洲庁舎」などを有する。 ゆっくり逃走中では、超巨大ゲーム「アルティメット《夢の咲く島》」のエリアに採用。 ATCのハンターゾーン化、咲洲庁舎展望台からの上空監視など、この規模でしか見られない数々の仕掛けが登場した。 この他にも「有明」「ポートアイランド」「札幌」など、ゆっくり逃走中では、まだ逃走中には登場していない場所が多くエリアに使われている。 本wikiの「ゆっくり逃走中 開催マップ」にて全て紹介しているので、ぜひとも確認されたし おわりに ゆっくり逃走中は、投稿者(GM)と視聴者(逃走者)が一体となって作られる、非常に稀有なコンテンツである。 観る専として、推しの逃走者やゲームマスターを見つけるもよし。 一般逃走者として、その世界観に浸るもよし。 創作力に自身があるなら、投稿者として、新たな世界を構築していくもよし。 楽しみ方は、ひとそれぞれ。 この記事を見てくれた君が、ゆっくり逃走中に少しでも興味を持ってくれたら… 投稿者として活動している筆者としては、この上なく嬉しいことである。 引用 本ページを作成するうえで、以下の記事および動画を参考にさせていただきました。 Wikipedia『run for money 逃走中』(2023/08/12閲覧) "ゆっくり動画の新ジャンル!!「ゆっくり逃走中」って何?【ゆっくり解説】" (制作者 あさぞら)
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罰ゲーム 5KB 虐待-いじめ 制裁 ギャグ パロディ 小ネタ ゲス 現代 虐待人間 酔った勢いで連続投下です ゲス一家に「おうち宣言」されました。 テンプレ通りのゲス一家、乗り込んでいたのは親まりさ、親れいむ、子まりさ、子れいむ。 今は防音加工された透明ケースで家族仲良く騒いでいる。 駆除にも虐待にもマンネリです、飽きてきました。 そんな時、ふと某TV番組を思い出しました。 と、言うわけで思い立ったら即実行。俺は早速仲間に連絡を取る。 仲間というのは当然虐待仲間だ。 「何だそれ!面白そうだな!」 「お前は天才か?!、協力させてもらう!!」 「楽しそうね、私も行くわ」 ………仲間はそろった、いやスタッフと言ったほうが良いか?準備も万全だ。 カメラもちゃんと写っているな。これはきっと良いニヤニヤ動画になるだろう! さあ、行ってみようか! 「やっとでられたのぜ!くそどれいにはあとでおしおきなのぜ!!」 「よくもとじこめてくれたね!どれいにはあとでたっぷりおれいをしてあげるよ!ないてもゆるさないよ!!」 「くそじじいはおとーさんにせいさいさせるのぜ!!」 「ばーか!ばーか!くそどれい!あやまってもおそいよ!!」 箱から出したとたんに五月蝿くなったな、まあいいか気を取り直して行ってみよう! 「ゆっくり一家罰ゲーム絶対にゆっくりしてはいけない鬼威参の家一泊二日!!」 「なにいってるのぜ?そんなことよりはやくおわびのあまあまもってくるのぜ!」 「このどれいはあたまがかわいそうなの?ばかなの?しぬの?」 パーン!!! 「「「「ひゆぎぃ!!」」」」 余りにも五月蝿いのでクラッカーを鳴らす、ゆっくり一家は驚いて目を白黒されている。 「ルールを説明する! 一つ、お前達家族は今から鬼威参の家に泊まってもらう! 一つ、その間、何があってもゆっくりしてはならない! 一つ、もしゆっくりしてしまった場合はその場でお仕置きだ! アホなお前らでも解る様にルールを簡単にしたんだ、感謝しろ!!」 「なにをいっているんだぜ!どうしてそんなことしなくちゃならないんだぜ!!」 「このどれいはあたまがおかしいの?おとなしくれいむのいうことをきいてね!」 「このくそどr」 パーン!パーン! 「「「「ひゆぎぃ!!」」」」 再度クラッカーで黙らせる、便利だねこれは。まあ、部屋が散らかるのは目をつぶるとするか。 「何か質問はあるか?」 「ふざけるんzy「わかりました、それでははじめます!!」はなしをきけー!!」 ピィィーーー! 開始の笛が鳴る、さあこれからゆっくりできない罰ゲームのスタートだ。 スタッフも思わずヒャッハーの構えだ。 さあ、存分にゆっくりしていってね。 まずは初歩的なものから行ってみよう。 「えーえーゆっくりしていってね!」 「「「「ゆっくりしていってね!!」」」」キリッ! うざっ! ババーーン!「全員アウトー!」「「「「ゆゆゆっ!」」」」 アナウンスが終わった直後に二名のスタッフが現れる、顔にはゆっくりのお面をつけている。 まずは親を抑えるとあにゃる周辺に向けてゆっくり用蝿タタキ通称「ユたたき」を振りかぶり… パンッ!パンッ!「ゆひぃ!!」「いだい!」 乾いた音が響くとともに、ゲス親が悲鳴を上げる。 続いて子ゆっくりにも同じお仕置きをする。 パンッ!パンッ!「「ゆんやぁぁぁ!!」」 「どおしてこんなことするのおぉぉぉ!!」 「くそどれい!なにをするんだぜぇぇ!」 「ルールならさっき説明したけど?まあ、面倒だからもう一度言う気はないけどな!」 さあ、どんどん行ってみようか。 「ほーら、あまあまだぞー」 「うめ、これめty」ババーン! 「全員アウトー!」「ゆぎぃ!!」 「ほーら、ふかふかのベットだぞー!」 「ゆわーい!ふかふk」ババーン! 「全員アウトー!」「ゆががっ!!」 「きれいないしさんだよ!」ババーン! 「子れいむ、アウトー!」「ゆびゃいっ!!」 「ゆゆっおそらをt」ババーン! 「まりさ、アウトー!」「ゆげぼっ!!」 ハイペースでお仕置きされるゲス一家。 ルールを聞いてないためか、学習良力が低いせいか、もしくは本能に逆らえないのか、簡単な罠に引っかかり叩かれていく。 親は多少余裕があるようにも見えるが、子まりさ達はユたたきのダメージが蓄積されていた。 食事を取らせて体力を回復させてやるが、その間もゲームは続いているのである。 当然アホはゆっくり一家は「しあわせー!」をして叩かれる。 次第にゆっくりできなくなってくるゲス一家、これがこのゲームの恐ろしさで面白さだ。 スタッフ一同は大変ゆっくりした顔でゲス一家を見守る。お仕置きにもつい力が入ってしまう。 「…ゆひっ…ゆひっ…も…もう…いやなのぜ……」 「…ど…どぼ…じで…でいぶが…ごんなめにい…ぃ…」 「…ゆ…ゆんや…もう…やじゃ…」 「むの…うなおやは…れいむをだずげろ…ぉ…」 「お前ら、いい感じにゆっくりしてないな!さあ、まだまだいくぞー!」 「「「「やべでえぇぇぇ!!」」」」 そんな感じで時間は深夜になり、ゆっくり達は永遠にゆっくりしてしまいそうになっている。 それでは面白くないので、そろそろ就寝時間にすることにするが… 当然、例のあれをやりますよ。 「…ずーや…ずーや…ずるよおぉ」 「…ばでぃざ…もうげんかいな…のぜ…ゆっくりねむ…」 「ゆほ…ゆほ…ゆっくりねみゅりゅ…」 「れいみゅ…もう…」 ジャジャーン!!「ゆっくりしていってね!!」 「「「「…ゆっぐりじでいっでねえぇ?!」」」」 ババーン!「全員アウトー!」 「「「「ゆっぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」」」」 ゲス一家の悲鳴とともに夜は更けていくのだった。 翌朝、起こされてからもひと時もゆっくりできないゲス一家。 子ゆっくりにいたっては壊れかかっている。 スタッフ一同も寝不足と戦いながら罰ゲームも終わりも迎えつつあった。 「いやー楽しかったね、まりさ君!ゆっくりできなかったかい?」 「…ユッ…ユッ…モウ…ヤ…」 「「「………………」」」 「これで罰ゲームは終了です!今日からまた楽しい野良生活を満喫していってね!!」 ゲス一家を外に放り出すが、反応がない。流石に疲れがたまっているようだ。 「まりさーまた遊ぼうなー!」 「………ゆっひいぃぃぃぃ!!!」 完 過去に書いたもの ふたば系ゆっくりいじめ 819 ムシゴロウ王国 ふたば系ゆっくりいじめ 826 ムシゴロウ王国2 ふたば系ゆっくりいじめ 828 ムシゴロウ王国3 ふたば系ゆっくりいじめ 831 ムシゴロウ王国~王国の仲間達~ トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ↓2片方ショタ -- 2016-02-22 13 19 09 最高の虐めだ -- 2014-07-30 19 43 20 ↓余談だけど、某ゲームのせいで「ジャジャーーン」で連想するのが双子ロリ幽霊になってしまった俺って… -- 2014-06-26 22 38 27 当然、謎のDVDが置いてあって、誰かがそれを再生すると普通のドラマが始まり、フィナーレを迎えたと思ったら唐突に「田㊥ァ」「タイキック!」とか役者が連呼し出して、挙げ句の果てに意味もなく田㊥がタイキックの標的になる。 という展開もあるんだよね? 蹴られるのがゆっくりだから、うまく手加減しないと潰れて強制終了だろうけど -- 2014-06-26 22 29 19 「ジャジャーーン」で、おりんが出てくるかと思ったぞ… -- 2013-08-06 10 26 21 空想上の生物にどうやって身を置くんですかね・・・ 実際いたとしても霊長類とは遠いだろうし -- 2013-06-24 17 30 57 「ジャジャーーン」で一瞬おりんでも出るのかと思った。 -- 2013-05-30 00 08 28 やめろって言いたいなら見るな! -- 2013-05-29 20 01 04 ハハハいじめは確かによくないが、それは人間相手の時だけだね? -- 2013-03-23 02 09 41 ゆっくり達の身にもなってほしいです だから今すぐやめてください -- 2013-01-16 18 24 28 やめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろ -- 2013-01-16 18 19 34 いじめはいけないと思います やめてください -- 2013-01-16 18 17 36 ゆっくりアウトー -- 2013-01-14 20 51 59 久しぶりに腹いてえwwwww -- 2012-07-25 22 41 42 \デデーン/ -- 2011-12-20 10 36 12 きっととんでもないゆさせが来たと思ったんだろう -- 2011-07-30 22 54 06 とどめをさしたい気持ちもあるw -- 2011-03-26 02 55 26 おもろいww これはゆっくりの使いじゃあらへんでかな? -- 2010-12-12 01 42 42 良いなぁ しかし壊れちゃったかw ゆっくりするとゆっくりできなくなる事を学習し、今後二度とゆっくりしたくてもゆっくりできなくなったゆん生を見てみたかったぜ…w -- 2010-11-11 20 17 19 親を罵倒する子ゆはゆっくりできる -- 2010-08-26 23 30 14
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「ゆっくりしていってねーゆっくりしていってねー」 別にゆっくりが言っているわけではない、ここはゆっくり加工所 牛や馬の厩舎のようなつくりの中で、ここ幻想郷で現れた謎のイキモノ ゆっくり種を加工するところだ ゆっくりたちは驚くことに「生きている饅頭」とでもいうもので 食事や生殖を行い、しかしその体はあんまん肉まんクリームまんなどの饅頭である 「「ゆっくりしていってね!」」 多重音声で答えるゆっくりたちに野菜クズや草などを与える ここはゆっくり霊夢、魔理沙、アリスなどを混成で育てるという場である 広さは10畳程度、地面は土でところどころに鶏を育てるような小屋がある 屋根と網で囲いがしてあるのは内部の逃走を防ぐ役割の他空から迫る捕食種のゆっくりレミリアに対する処置である 数人の男たちがそういういかにも動物の餌を振り撒きつつ、口にする言葉は 「ゆっくりしていってねーーゆっくりしていってねー」 念仏を唱えるように続けるとゆっくりたちがそれに続いて 「ゆっくりしていってね!」とつづけながら撒かれる餌に飛びつく 「うわっ」 そのうちのある男が足元に当たったものを見つけて飛びのく 金色の髪のゆっくりが地面に突っ伏している 「これはゆっくりアリスか、死んでるぞ」 持ち上げると、その顔は強張っており口からぼろぼろと土がこぼれる 「おおこわいこわい」 側に居たゆっくり霊夢と魔理沙が目を細め、体を寄せ合うと なんともうさんくさい表情でそんな言葉を吐く 「こいつどうしたんだ?」 普通、動物を飼ってる厩舎などでは死んだ動物の死因を突き止めるのは人間の仕事だが ゆっくり種の場合は他のゆっくりに聞けば返ってくる、その点は楽だ 「とかいはだから、ほどこしはうけないんだってー」 「あんたたちよくそんなのたべれるわね、とかいってたぜ」 「都会派?なんだそりゃ」 くだんのゆっくりアリスを持ち上げ見てみれば随分とほおがくぼんで髪などの色艶も悪い するとふたたび「おおこわいこわい」をはじめた2匹をぽんぽーんと蹴り飛ばし 年かさの男が近づいてきた。 2匹は「ぷんぷん」と怒ったが少し遠くに餌を投げるとすぐ忘れたように追っていった。 「ゆっくりは死んだやつあざけるのが腹がたつがやー」 少し年かさの男は訛っている 「アリズは外で知恵をづけっど、それにとらわれるんだなや、餌のえりごのみしやる」 「そうなんですか」 「動物のながには鳥とかのう、野性のもんをかおーとすっと、出される餌くわんとしんでしまうやつもおるけどのお、なんかそゆのとはちがうみたいやの」 訛りは幻想入りした日本語のため、分かりにくい部分もあるが 彼は元猟師、要するに習性か、プライドとでも言おうか、ゆっくりアリスは他のゆっくりたちより自分が特別でないと気が済まないという種であるらしい それでも孤立して暮らしていくには種として脆弱過ぎるため群れなどを利用するわけだが ある程度バラバラの群れを渡るようにして暮らせる野生ならともかく、いや野性でもそうなのかもしれないが 自分を精神的上位に置くという、そんなことを気取ってみても少なくともこの場では餌も居場所も一律のものが与えられている、群れはこの厩舎内のすべてのゆっくりでひとつで野性でもゆっくり種にどれだけの格差をつくりだせるものか、その結果現状を否定しつづけるうちに衰弱して死んでしまうようだ 「こいつら全部ココ生まれだぞ?どこから都会派なんて概念を知ったんだ?」 「つっても親は野性のもんやろ?親が教えたんかもしれん、そうでなくてもカラスはカーとなくげんどもな、ハハハ」 他方に餌をやりに行っていた、比較的がっちりした体型の男がゆっくりアリスを抱えて脇に挟んでと合計3匹ほど抱えて来る 「ありすはとかいはだもの、とくべつあつかいはなれてるわ、えすこーとはまかせるわ」 ゆっくりアリスはなんだか口々に若干甲高い声で喋っているが 解せず男は言う、ゆっくりは言葉は通じるが考えが狭く自分勝手で会話は疲れる 「どうします?アリス種はまた数を減らしてるみたいですよ、餌を食わない以外にどうも喧嘩を売って殺されたり、発情時の危険を知ってるらしい成体にやられるようですが」 「うーん、ここは自然から獲ってくるのではなく、できるだけ自然に近い味のゆっくりを人の手で育てられないかということでやってる厩舎だからなあ、だから種別もばらばらでやってるわけだし」 いわゆる地鶏ならぬ地ゆっくり(じゆっくり?)だろうか ふとゆっくりアリスを踏んだ男が見やると 用意した障害物の切り株や小屋の影に数匹の金色の影が隠れたのが見える ああ、と何か理解してがっちりした体型の男に抱えたアリスらを離すように目線を送り 答えてその持って来られたゆっくりアリスが放たれる 他のゆっくりが「うめ!めっちゃうめ!」などと餌に夢中なのに対して 「まあ、わたしはべつにどうでもいいんだけど、わたしのどこにそんなみりょくがあったのかしら、まったくわからないわ、ふふふ」 と誰ともなく自慢?をしているようだ もちろん食べるのに夢中で相手にしているゆっくりは居ない その3匹以外のゆっくりアリス以外は・・・ 餌も食べずじっとりとその3匹を見てる。苦渋の表情を浮かべたのは人間である 「同士打ちもするようだな、こりゃ」 「すみません」 がっちりした体型の男はその身を縮めてしまう ゆっくりアリスを踏んだ男はいいよと返しながらそのがっちりした男に向かって述懐する 「野性でもあの旺盛な繁殖能力でゆっくりアリスの数が少ないはずだ、ゆっくりアリスの群れの外からの視点が、いわゆる群れの思考の凝固を防いでいるようなところもあるんだろうが 脆弱なゆっくりなのにこんなに群れに馴染まない性質をもつとは頭が痛いな ゆっくりパチュリーなんざこんな実験段階の厩舎にまわってこないし こりゃあ、発情で全部ゆっくりアリスになるとかの状況の前にゆっくりアリスが死滅してしまうぞ・・・ゆっくりアリスだけ餌を特別にやるとか何か考えないと」 「さすが元学者さんはゆっくりに詳しいですね」 がっちりした体型の男が賞賛の言葉をかける、元学者という男は頬を掻くが じっとゆっくりアリスを観察しながら年かさの猟師の男が言う 「いや、それはあかんやろ」 「そうですか?」 「いくらゆっくりでも特別扱いしたら不満に思う、フリだけで本当は皆と同じものしか食わさないとしてもなあ 牛や鶏でもそうなんだから、ゆっくりがそうでないという保障もねえや そういうことばっかりめざいといような生ぎもんだしな あとゆっぐりありすはどうもこうやって飼ってる以上は増えないようだど?」 元学者の男は目を見張ってゆっくりアリスを見やる ちょうどまださっきの特別扱いされたと思っている3匹のゆっくりアリスが 誰にも聞かれてない自慢を、ほぼ涙目になりながら続けているおかげでほかのゆっくり種はともかく、ゆっくりアリスは全部動かずにじっとり目線を送り続けている、すばやく数を数える 「本当だ、減ってるけど増えてない、ゆっくりアリスは繁殖すると子が全部ゆっくりアリスになるとか5分5分じゃなくて半分以上の子がゆっくりアリスになるというけど」 「普通は動物っていったら取れる餌が多くなって増えすぎるもんだが ゆっぐりありすはどうも取れる餌が少なくなると、群れを圧倒するために増えるよだな なんともはや」 どうもゆっくりアリスは、自分のためだか意図せずか、自分で自分で命綱のはずの群れの生態バランスを崩しにかかりすらするらしい 元学者という男があきれたようにゆっくりアリスを見やる そろそろ、三匹のゆっくりアリスたちは無視を続けるほかのゆっくり種に偶然をよそおって体当たりし注目を向けさせようとしているようだ、返り打ちにあって踏みつけられた。 「なんでこいつら野性で生きていけるんだ」 思わずこぼした言葉にがっちりした男が身を縮めながら答える またゆっくりアリスが減らないかと気が気でないようだ 「たぶん人間の顔と言葉を持つからだと思います。熊とかでも歌いながら歩くと襲われないといいますし、で妖精や妖怪が避けるのは・・・」 男は大柄な体をさらに縮めて言葉を続ける 「たぶんその人間のなかでも特別な顔に似てるからではないかと・・・」 学者の男は肩をすくめる たいてい妖怪同士が繰り広げる弾幕勝負は死と隣り合わせの幻想郷の神秘、娯楽だが それに参加できる数少ない人間、その人間の顔をぎゅっと潰して中途半端に膨らませるとゆっくりたちの顔になる、どうも本人たちは不本意のようで口にするのも失礼なようだが それでゆっくりたちが生き残ってるというなら、毒蛙のふりをする無害な蛙や毒蛇のふりをする無害な蛇のようなものだろうか 「わしも猟師の仕事があがったりじゃけん、でかせぎにきとるんよ たいていの動物は人間の声で逃げるでの」 思考の海に沈みかけた元学者の男に別方向から声がかかる 「おーいまたやってるぞー」 男が瞬間で思考から戻り、顔を上げ声の元にいく 「ここはれいむのおうちだよ、じゃましないでね!」 「またやったか」 厩舎の端に餌やりの全員、総員6名がそろっている それほどの事件とは 「おまえら言っただろ、それはダメだって」 「あそこはダメになったからここにしたんだよ?ゆっくりでていってね」 主張によると場所を変えたからいいだろうということらしい そこには通称十分育ったお母さんゆっくりこと、ゆうに1m以上の大きさのゆっくり霊夢が半分ほど土に埋まって鎮座していた。 絵面はどうもユーモラスだが、またやらかしたこととはその掘った穴のことだ 「ここでは穴を掘るのはやめてくれと言っただろう」 「しらないよ!ぷんぷん、あかちゃんたちがゆっくりするためにひつようなんだよ、れい むのうちだよ!ゆっくりさせてね!」 「お前が産んだ子は加工されて居ないよ、それは未熟だから代理母を頼んだだけなのに」 「ゆ?わかんない、ここはれいむとあかちゃんたちのいえだよ!」 「ていうか3日前に来たやつだろコイツ、まあ大した母性本能だな」 話は平行線である 元学者の男だけが無言でその様子をみていた。 なんとそのゆっくり霊夢は今も土を食べて穴を掘っているのだ 「はぐはぐはぐ、むーしゃむーしゃ」 「掘るんじゃねえ!」 職員の全力の蹴りが飛ぶ そういえば食事をえり好みするくせに排泄をしないゆっくり種は、代わりにありえないほどの回復能力を持ち、形態としては単細胞生物や植物に近いと永遠亭の研究結果があるが 「ていうか、こいつら餌って土でもいいんじゃねーの?」 「いや、まあ一応は食料となるもの以外を食わせると回復力も味も落ちる一方なんだがな、そもそも普通は口にしようとしない」 さっきまで餌やりをしていた立場からすれば土などを食われてもということだ 土を穴を作るほど食うなどミミズのようである 「どうも子供が居ると一定の場所、巣を求める性質のようです。」 「熊とかといっしょだなや、しっかしそんなしょっちゅう穴も掘っとれんだろに」 「大きい固体ですからね、ココ育ちで経験は無いはずですが・・・本能でしょうか」 一人の男がボロ布を手に巻いて無造作に穴掘りを続けるゆっくり霊夢の下に手を突っ込む 「ゆっくりさせてねッ!!がじ!」 「あーこれだけ大きいと流石に噛まれると痛いねー」 そんなことを言いつつ何事も無く、口を取っ手か何かのように基点にして担ぎ上げると穴から出す。皆心得たもので数人で踏みつけて穴に戻るのを阻止する 「れ゛い゛む゛のおうちーーー!あかちゃんたちがーー!」 「「ままー」」 「あーはいはい、とりあえずもう穴はやめろよ何度やっても無駄だ」 足蹴だ、蹴飛ばすように足で穴からちび霊夢たちを蹴り出す。 「ぷんぷん、おにいさんはゆっくりできないよ、ゆるさないよ」 「あーはいはい、その頭で明日まで覚えてられるなら憶えてろよ、俺は今日はこれで上が りだ、メンバーかわんねえのに誰の顔も覚えたことなんてねえだろ」 「ひどいごとされると顔憶えるが恩義はすぐに忘れるみてーだなや、犬猫と逆や」 「回復能力が高く雑食だから恩義で懐くより利用に頭が向いてるんだろ」 ボロ布を巻いた男に声がかかる 「噛まれて平気なんですか?」 「あーどこまで大きくなってもこいつら噛む力は人間並みだから、普通そんなに噛む力が 強い動物は口がアゴから出てて噛むのを得意とする形状してるだろ、犬とかな こいつらは人間の言葉を話せる代わりにそのへんが弱いのよ、だから餌も食い散らかす 本来は虫とかの一口大の大きさのものを丸ごと食べるか、柔らかい草木をむしりとるよ うに食うんだ、それしか出来ないというのだろうがな」 「だが餌をいちいち一口大に切り刻んでというのは手間がかかる」 「動物が硬い獲物をぐうときは首をこっ、こうやって捻ってちぎるんだども、こいつら首ねえしなあ、顔が地面にめりごんじまう、ハハハ」 「ゆっくりが信条だから食事も楽しむようだしな、むーしゃむーしゃしあわせーってか」 「鼻がないから噛んでも長時間保てないとかも聞きます」 「とりあえず食事のことはいい、この穴だ」 皆はしげしげと穴を眺めた。 太い穴には小さな横穴が掘ってあって、そこに小さなゆっくりがおさまっていた。 小さなゆっくり霊夢が食べて掘ったらしい、このおうちとやらは完成すれば、入り口から直径一メートルの穴が続き奥で小さな分岐がいくつかある、キツネなど巣のようになったはずだ、聞くところに寄ればそういう動物の巣などを怒鳴って追い出し占有するとも聞く 動物だけじゃなく人間の家すらそれをするらしい とりあえずゆっくりを全部巣穴から放り出し、目の前の問題としてはこのゆっくりの巣穴は埋め戻しが困難なことだ、掘った土が無い 「野性だと口に含んで吐き出して掘るそうですが、それをしないのは餌が十分あるからでしょうね、捕食種も居ないから体力が落ちても襲われる心配がないというのもあるでしょう、どうしますか」 「あーあのへんな道具屋の一輪車とやらを買えばよかったー」 「結構手間ですよ、もう何回目でしょう・・・」 「やれやれ・・・」 ほおっておけば厩舎が崩れかねない、穴に落ちてごく小さな種が潰れて死んでも困る そもそも一定のテリトリーなどを許せば、排除行動も行うだろう 前提とした厩舎のつくりになってないという人間側のミスの問題もあるだろうが・・・ ずーんと暗い空気のなる人間をよそ目に一匹のゆっくり魔理沙が巣穴に飛び込んだ 「ここはまりさのおうちだよ!でていってね!」 「ちがう!れいむの!」 相撲取りが太ってると強いという論理でゆっくりの大きな個体は強い 体全体の押しつぶしや体当たりは、その個体より小さな個体はほぼ圧倒する その分大きくなるほど動きは鈍くなる、高く跳ねることはできないし小回りも効かない 足が無いからふんばりが効かず動物や人間などを押し倒すことなど不可能だ、よほど地面に伏せている、寝てるなどと身を低くしているところに押しつぶしを食らえばそれなりにダメージはあるだろうが しかしどこまで行っても体は饅頭で攻撃法もそれ以外無い、飛び跳ねる足音?も相当響く野性では動物はそれで存在自体を避けるようだ つまり、どんなに大きくてもやっぱり人間に足蹴にされて簡単に排除されてしまうわけだ 「いたいよ!せっかくまりさのおうちになったのに」 「あーおら!貴様自分で掘るのはダメでも他人の掘ったのを奪えばいいって腹だな」 「おにいさんがんばってね!れいむのおうちをまもって!」 「あー!!守らねーよ!ここは埋める!誰の家にもしねえ!」 「小屋もあるけど体が入らないのか、もっと大きな小屋が要るのかなあ」 「これ以上おっぎな家となるとぉ、牛が飼えるようになるぞハハハ」 「この場所では無理ですね、この大きさのゆっくり霊夢はまだ3匹くらい居る、元は交配用の処分物を幼児種の育成にもってきたのにどんどん大きくなって」 「餌がいいのかねえ、それとも運動が足りないのか」 「こいつら成長はしても肥え太るというのは聞きませんけどね」 ふと会話は止まり、視線はずっと無言の元学者の男に集まった。 彼はここの責任者だった。 「・・・」 元学者の男は考え、そして端的に言った。 「ここの育成は問題があるから最初からやり直す」 他の五人からはため息とともに嘆息の声が漏れた。 「そして自然のままに育てるという目的は果たされていないため、全部商品にならない 品質のため全処理を行う、撤収」 巣穴はなんと手近な小屋をひっくりかえして突っ込むというぞんざいな方法で埋められ 「れいむのおうちがー!」「まりさたちのおうちがー」などという被害の声を無視し 人間は全員が厩舎から出て行く 「ゆっくりしていってね!」 ゆっくりはさようならもそんな言葉だ 人間皆が哀れみの表情を浮かべているのに気づかない 夜はほどなくして訪れた。 厩舎の明り取りに程度しか開かないはずの天窓部分が全開に開き 人間の声がさっきの地ゆっくりたちの厩舎の天井からする 「はい、う゛っう゛ーはい、う゛っう゛ー」 薄い天井を歩き回る人間の足音にいぶかしげに天井をみやるゆっくりも居るが 大抵は睡眠欲のほうが勝って眠りに入る、すっかり警戒心を失っているのだ それに人間でない子供のような舌足らずの声が返る 「う゛っう゛ー♪」 ここで俯瞰してゆっくり加工場全体を見てみよう 加工場は広く、その施設の中でも鉄の骨組みに編んだツタなどの網で数本の木を丸ごと包んだ、巨大な鳥かごのような施設がある その鳥かごは四方八方に腕のようにトンネルが厩舎の格施設の天井に繋がっているようだ。これが現代ならそのようなものを空調の配管などと答えるところだが空調などではない、そのトンネルは直径一メートルを越えた太さで金属の網製だからだ 「「う゛っう゛ー♪う゛っう゛ー♪」」 処理が開始される 捕食種ゆっくりレミリアが食べるのは他のゆっくり種 加工場では加工に回されないゆっくりをトンネルをつたってその厩舎に行って食べる 要するによほど特別に育てられてる種でないかぎり他ゆっくりの処分に使われてた。 これは工場部の逃走したゆっくりの駆除などにも使われているシステムだ やっと地ゆっくりたちが天井からやってくる天敵に気づく 「まりさはみないこだね?ゆっくりしていってね」 「なあにーれいむねむいー」 「とかいはのありすはりゅうこうにびんかんよ、と・ともだちになってあげてもいいわ」 「「ぎゃお~たべちゃうぞ~♪」」「「う゛っう゛~♪」」 ゆっくりたちは夜目が利かないらしく気づかないようだ もう天井を埋め尽くすほどゆっくりレミリアの大群が存在するのに よたよたぽとんと、とても他の鳥と比較するには無様な様子でゆっくりレミリアが降りる そこにゆっくり魔理沙が近づいた。 「しんがおか?ここはうまくはないがたべものもあるし、ゆっくりしていってね!」 「がぁお~♪う゛っう゛~♪いただきまーす」 「えさはにんげんがもってくるんだぜ?」 会話は成立せず、ゆっくり魔理沙のもちもちのほっぺは半分欠けた。 「むーしゃむーしゃ、う゛ーでりしゃーす♪」 「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛な゛なんでこんなことするのお゛ーーーー!?」 「おいっしーよ、まりさおいしー♪」 ここに至っても双方にコミニケーションは無かった。 再び牙か八重歯だかの見える口でゆっくりレミリアがゆっくり魔理沙の頬にかぶりつく 「や゛め゛でぇぇぇぇたべないでーーー!ゆっくりできないよお゛ーーー!」 振りほどくようにゆっくり魔理沙がその場で身を翻すと、伸びたほっぺがぶちんと切れた。 「まりざのほっべち゛ぎれ"たあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!」 ぽろぽろとみずみずしく光る餡子が落ち、すかさずゆっくりレミリアが舌で舐め取る 「もーぐもーぐ、しあわせー!う゛っう゛ー♪」 「まりさしあわせじゃないー!ゆっくり゛できない゛ーーーーーー!」 目の幅涙を流しながら訴えるゆっくり魔理沙の声は無視されて今度は帽子が奪われる ゆっくりレミリアには、いわゆるゆっくり種の特徴、飾りを食べ残す種も居るが 「むーしゃむーしゃ、おつなあじーう゛っう゛~♪」 このゆっくりレミリアは好き嫌いが無いらしい 「やめ゛て、やめ゛て、やめ゛て、やめ゛て」 その後も会話は成立しなかった。 頭が欠け、目が片方欠け、口が半分になるころには声も出なくなり ゆっくり魔理沙はすべてゆっくりレミリアの食事となってゆっくりと腹?に収まった。 そんなことが厩舎の全域で起こっていた。 巨大なゆっくり霊夢は数匹のゆっくりレミリアにたかられ、バラバラ千切られ 逃げ回っていた小柄なゆっくり魔理沙はちょうどジャンプの頂点で噛みちぎられ落ち 口八丁でゆっくりレミリアに取り入ろうとしたゆっくりアリスは会話を解されず 「とかいはのありすにはあ゛りえないよー」などとのたうちまわりながら食われ 小屋に逃げ込んでも、小屋はこの処理を前提にして壁が丸ごとない構造 そもそもゆっくりが入れる小屋にゆっくりレミリアが入れない道理もなく 小屋に逃げたゆっくりは小屋で二人きりゆっくりと捕食されることになった。 厩舎の乱痴気騒ぎはそれだけでなく、必死で背中に子供を隠そうとするあまり押しつぶし殺してしまう母親や、危機に瀕して本能が目覚め、自滅必至の幼生種に交配を強要するゆっくりアリスや「うふうふふ」などと友か親かの死滅に現実逃避し笑い続けるゆっくり魔理沙など ゆっくり朝日が昇るころには全ての種が、文字通りゆっくり消えてなくなった。 「はい、う゛っう゛ーはい、う゛っう゛ー」 天井が叩かれるとゆっくりレミリアはよたよたと飛んで鳥かごの自身の厩舎に戻る 大抵のゆっくりレミリアは夜行性、太陽で消えてなくなるなどという種も居るが太陽は苦手で共通している、が苦手とするわりに遮光の程度は木陰に居る程度でかまわなかったり日傘があれば大丈夫だったりもするのでそのへんはゆっくりらしくぞんざいな作りである 「う゛っう゛~おなかいっぱーい♪」 「はいはい、おじょーさま巣に帰ってね、おねむの時間だよー」 ゆっくりレミリアの飼育員が処理に使った個体全ての帰還を数で確認し天井を閉じた 厩舎には大量の食べかけの饅頭のかけら、そして帽子やリボンなどの飾りが落ちている 朝出勤した別の職員が熊手などでそれもかき集め、他の捕食種ゆっくりゆゆこやゆっくりレティなどの食料とするのだ、そしてしばらくの時間が流れる 「ここがれいむのおうちなんだね」 「そうだよ、ここが新しいおうちだよ、ゆっくりしていってね」 「うんゆっくりしゅるよ、ゆっくりちていってね」 小さなゆっくり霊夢は手のひらからぴょんと飛び、その場所がひとめで気に入った。 母親が居ないという異常事態が依然存在するはずだがゆっくりブレインは忘却を選択 板張りの床に遊具、彼女にぴったりの大きさの小さなおうちに水のみ場 そこに同じくらいの大きさの黒い帽子のゆっくりが近づいてきた。 「ままーままーまりさのままはどこー」 「ゆゆ!あなたはゆっくりできるちと?」 どうも同じく幼いまま親から離されたゆっくり魔理沙のようだ 「ゆ?れいむいがいのゆっくり?ゆっくりちていってね!」 「ゆ?だれ?あ!ゆっくりちていってね!」 本能に刻み込まれたゆっくりしていってねは舌足らずでも通じあいきゃっきゃと騒ぐ 幼くストッパーの親も居ないゆっくりブレインには危機感の三文字は遠いことだ 「名づけるならば幼稚園方式、またの名を紅魔館方式」 腕組みしてつぶやく職員の横から次々に厩舎に放たれるゆっくり種は全部幼生体のみ 処分に対しては上の許可が下りたが厩舎は拡張が効かなかった。 そこで敵が居ない、餌が豊富という厩舎の状況を逆手に取って厩舎を広くできないならば小さなゆっくりたちを飼えばいいという考えである この第一陣以外に同じような幼生体ゆっくりを継ぎ足し継ぎ足し追加し成体になった個体からじゅんぐりに加工に回すという育成計画である 「ありしゅはありしゅだよ、ゆっくりしようね」 「いいよれいむとゆっくりしようね」 職員の一人がふとつぶやく 「これが牛とかならこんな簡単に処分というのは無いでしょうね」 「ゆっくりのサイクルの早さがあればこそだな、抱えるほどの大きさとなるとそれなりに 時間がかかるものだが茎式の出産では即座に喋れる個体が出来る」 「どうだか、外では狩りもせんと肉を食えるていうからのぉ・・・」 ふとある個体が彼女らにとってはとてもとても広い厩舎の端に、板の下に違和感を感じた。 「おにーしゃーんおにーしゃん、れいむのおうちのここへん」 「ここって?どう変なんだい?」 期せずしてその職員は数ヶ月前に同じ厩舎でゆっくりアリスを踏んだ元学者の男だった。 「おこえがしゅるのーへんだよーきょわくてゆっくりできないよー」 「はいはい、おい食事を与えて集めろ前に穴があった所だ、埋めたぞ?・・・それに声?」 さあ食事だよーと餌が撒かれる、餌やりの文句は 「ゆっくりしていってねーーゆっくりしていってねー」 「ここか」 数人の職員がその厩舎の端の板に集まり、がっちりした体型の一人が板に耳を当てる 「しますね、なんか声します。」 「あー?なんだなんだ一体、こりゃ恐怖物語の一説か?」 手早く板が外されると円形にそこだけ色の違う土が見える その色の違う土の一部がなんだかもこもこと動いてる 「ぷは!おそとだーすっきりー」 「すっきりー」 ゆっくりのあらゆる状態を見てきて慣れている職員でもぎょっとしたのはその土から出てきたゆっくり霊夢?が輪をかけて異常な姿をしていたかだ 「おじさんたちはごはんをもってきてくれるひとだね、れいむはおなかすいたよごはんもってきてね、れいむはゆっくりできないよ」 「れいむもこんなのばっかりたべてたからべつのものがたべたいよ、れいむのぶんもはやくもってきてね」 「泥団子だ」 職員のつぶやきが正解である、そこには赤いリボンを付けた黒髪の・・・ゆっくり霊夢型の泥団子が鎮座してゆっくり霊夢のように喋っていた。 「ぷんぷん、れいむはどろだんごじゃないよ、しつれいしちゃう」 「ゆ?」 片方の個体が片方の個体を太陽の下でしげしげと見やる、泥団子である 「よごれてるよ?れいむがきれいにしてあげるねぺーろぺーろ」 「あは、くすぐったいよ」 「あーなんだ汚れてる・・・だけだ・・・よな?」 舌まで砂色の片方のゆっくり霊夢が、もう片方のゆっくり霊夢を舐める さらさらと舐められたゆっくり霊夢からは砂が落ちて下からはもちもちの真っ白な饅頭皮ほっぺが・・・出てこなかった。舐めても舐めても泥の塊 「おおおおおかしいよ、れいむのかおおかしいよ?」 「ななななんんなのれいむのかおなんなの?」 「ちょ、ちょっと穴を見てください、あ?うあ!」 穴を覗き込むと相当深い、別の職員が底に手を突っ込むと肩まで入っている 最後のあ!はあちこちに支道があるようでそれを踏み抜いて職員がつまづいた声 そして掘った土は無い 「君たちいったいどうしたんだい?」 分からなければ本人?に聞いてみればいい、ゆっくり飼育の基本である そして聞いたところによると 夜に眠っているとう゛っう゛ーと唸るへんなのが来てお母さんがおうちで塞がっていたおうちに押し込んで土を食べて食べてといわれたので食べまくっているとそのうち静かになった。 どうやらあの処分の前の日に穴を掘った一メートル越えのゆっくり霊夢の子だったらしい ゆっくりレミリアから守って親が土の中に生かしたようだ 「余計なことを・・・」 「れいむたちどうなったの?」 「俺が聞きたいよ」 時間的にはその処分から1ヶ月が経っている 次の計画の実行のために厩舎には板が張られといろいろやってるうちにどうやら土の中という環境に馴染んだ固体になったようだ、話からすると土だけじゃなくミミズなども食べていたということらしいが子供の個体というのが環境の適応能力の柔軟性を持たせたのか これがホントの地(面の下で生きられる)ゆっくり 「まあ要らないな」 「れいむいらないこじゃないよ?!」 どっかの3姉妹の定型句か 「2匹居るのは好都合だ永遠亭行きだな」 「えいえんていってなあに?」 「ゆっくりできるところだよ、ああゆっくりできるだろうさ、死なない人間が相手だ」 「ここじゃないところでゆっくりできるんだね?ゆっくりしていってね」 無邪気に笑う、名づけるとすれば泥団子霊夢2匹は早々に退出される 「穴は板を張れば全然大丈夫です」 「なら予定通りに育成が始められるな」 加工場の本当の地ゆっくり育成はこれからである 泥団子霊夢が永遠亭でどうなるのかそれはまた別の話 byアンバランス このSSに感想を付ける
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春先。 ゆっくり達にとっては、長く苦しい越冬が終わりを迎え、食料が不足する季節。 何とか食料を確保しようと、森を駆け巡り、畑に侵入し、民家にまで忍び込む。 あるゆっくり一家も、その例に漏れず人間の畑へ忍び込んでいた。 「ゆっくりできるくらい、おやさいさんがいっぱいだよ!!」 「ゆっくりたべようね!!」 「ゆゆ!! これまだちいさいね!!」 「でもおいしーよ!!」 「ここにいっぱいたべものがあってよかったね!!!」 自分達で見つけた食料を、美味しそうに頬張る一家。 畑の真ん中で、ささやかに行われている一家団欒。 無理も無い、冬の間厳しい食事制限があったのだから。 そのためか、荒々しく音を立てながらやってくる人間がいても気付く事はなかった。 「おい貴様ら!! なにやってるんだ!!!」 すなわち、直ぐに人間に見つかったのだ。 それでも、一家は食べる事をやめずに、未だ畑に居座り続けていた。 「ゆゆ!! ここはれいむたちがさきにみつけたんだよ!!! おじさんもゆくりしていってね!!」 「そうだよ!! このゆっくりすぽっとは、まりさたちが……」 「うるせーー!! ここは俺の畑だ!! おまいらが行かなきゃならねぇのは加工場だろうが!!」 ゆっくりなりの理屈を並べ立てる一家だったが、人間に通じる訳も無く、男はお構いなしに一匹のゆっくり魔理沙を踏み潰した。 「ぶぎゃら!!!」 少しだけ甲高い悲鳴を上げて朽ち果てた魔理沙。 その一匹の姉魔理沙が潰されたことが引き金になり、一家は蜘蛛の子を散らすように逃げ去ってゆく。 「ゆ!! ゆっぐりしないでにげるよ!!」 本当ならまだまだ宴会が続くかと思われた時間。 その漆黒の闇の中を、命からがら逃げてきた一家が歩いていた。 「れーむのーー!! れーむのあがじゃんがーーー!!!」 「まりざのあがじゃんがーーー!!!」 この、ゆっくり霊夢と魔理沙夫婦は三十匹もの子供達がいた。 だが、それも先ほどまで。 我先に逃げていった子供魔理沙が一番に捕らえられ、その後は助けようとした姉たちがズルズルと捕まっていった。 「ゆーー!! おねーーじゃーーん!!!」 「もっどゆっくりしちゃかっちゃー!!!」 今残っているのは、つい最近生まれたばかりの赤ちゃんが六匹のみ。 半数の魔理沙に、半数の霊夢。 それと両親を合わせて八匹の家族。 全員が、薄暗い洞穴の中へ入って行く。 そこは、ゆっくり一家のお家だった。 しかし、昨日までは三倍・四倍近くいたゆっくり達の楽しそうな笑い声はもう聞こえない。 シーンと静まり返った音だけが、ゆっくりの家という場違いな場所で響いている。 「ゆーーーーーー……」 お母さん霊夢が声を漏らす。 大抵のゆっくりは直ぐに忘れてしまうが、いきなり大量の子供を失ったこの親はそうはいかなかった。 自分達が見つけた食べ物を人間に略奪されて、その上子供達まで持っていかれた。 しかし、力の無いゆっくりではどうすることも出来ない。 自分達は、人間とは比べ物にならないほど無力な存在だから。 「おかーさんゆっくりげんきだしてね!!!」 「れーむたちがいっぱいゆっくりするからね!!!」 「まりさもゆっくりするよ!!!」 お母さん魔理沙と子供達が一生懸命励ましてくる。 すると、次第にお母さん霊夢の顔も緩んできた。 「うん!! のこっためんなでゆっくりしようね!!!」 「「「「「うん!!! ゆっくりしようね!!!!」」」」」 その晩。 残った一家は何時もより近寄って眠った。 翌朝、まだ朝露が残っているうちから一家は人里に下りていった。 目的は、以前聞いたことのあるゆっくりブリーダーの話。 自分達が人間と一緒にゆっくり出来るように、色々なことを教えてくれる人がいるところ。 ゆっくり達のおぼろげな記憶だが、これだけはしっかり覚えていた。 「れいむたちもゆっくりできるね!!!」 「あそこでいっぱいごはんがたべれるね!!!」 昨日は、暗い気持ちで通ったゆっくり道。 しかし、今日は希望を持って進んでいる。 「ゆ!! れいむ!!! どこかにおでかけ?」 「むっきゅ~?」 ゆっくり道を抜けたとき、目の前に顔見知りのゆっくりアリスとゆっくりパチュリーが近寄ってきた。 どうやら、体の弱いパチュリーが出来るだけ平坦な所に家を移していたらしい。 「うん!! あのね!! あのね!!」 霊夢と魔理沙が、まるで漫才の掛け合いのように二匹に説明する。 昨日、忍び込んだ所で人間に追い掛け回された事、家族を沢山失った事。 そして、ゆっくりブリーダーの事。 全てを話し終わると、真剣に聞いていた二匹が自分たちも付いて行くと言い放った。 「とかいはのありすは、もっときょうようをみにつけたいよ!!!」 「むっきゅ~♪ ぱちゅりーももっといろんなことをしりたいよ!!!」 人間に襲われないように、と言う本来の趣旨とは外れているが、この二匹もそれぞれ思う所があったようだ。 「うん!! ありすもぱちゅりーもゆっくりしようね!!!」 「まりさと、れいむとこどもたちといっしょにぶりーだーのところにいこうね!!」 仲間が増えて、喜ぶ一家。 昨日減った分には及ばないが、馬鹿煩いアリスと、馬鹿へ理屈をかますパチュリーが加わった事で一家の笑顔も柔らかくなっていった。 「それじゃあ!! みんなでゆっくりぶーりだーのおうちにいこうね!!!」 「「「ゆっくりいこうね!!!」」」 出発するその集団を見つめていた大きな花。 まさに、その集団の賑やかさを象徴するような花だった。 だが生憎と、その花はポッキリと折れてしまっていたが…… ―― 言葉どおり、ゆっくりブリーダーの家へ到着したのは、お昼を回ろうかとした時であった。 「ゆっくりついたよ!!!」 「ここでれーみゅたちゆっくりできるんだね!!!」 「うん!! まりさについてきてね!!!」 そういうや否や、隙間を見つけ勢いよく中へと飛び込んでゆく魔理沙。 残されたゆっくり達も、一呼吸おいて中へ入ってゆく。 「ゆゆ!! ひろいおうちだね!!!」 「うわさどおりだね!! ここならゆっくりできるね!!!」 「「「ゆっくりできるね!!!」」」 「おや。どこからはいってきたのかな?」 ゆっくり達の背後。 家の中から優しそうな声が響いた。 ゆっくり達が顔を向けると、そこにはニコニコとこちらに微笑んでいる一人の男。 「ゆゆ!! れーむたちねぶりーだーのひとにあいにきたの!!!」 「まりさたちゆっくりしたいからここにきたの!!!」 「「「おじしゃん!! ゆっくりしゃせてね!!!」」」 「ああ。そうか。うん、ここで過ごしたゆっくりは皆ゆっくりしてるよ」 帰ってきたのは、希望通りの返事。 それを聞いて一団の顔がニッコリ緩む。 「でも、君達は少し勘違いしてるみたいだね」 「ゆ~? かんちがい?」 この人間はきちんとゆっくり出来ると言ってくれたのに、何処に間違いがあるのだろうか。 どのゆっくりもそんな顔をしていた。 それに気付いたのか、男はゆっくりとした口調で説明し始める。 「そう。ここはね、ゆっくりたちが人間達に襲われないようにするために、色々と教えているところなんだよ」 「ゆゆ!! じゃあ、さっさとまりさたちにおしえてね!!!」 「とかいはのありすがわざわざきたんだから、さっさとおしえてね!!!」 「むっきゅー!!! ぱちゅりーはすぐにおしえてほしいの!!!」 三匹のゆっくりが男を急かす。 しかし、男は一瞬苦笑を浮かべると、直ぐに元の笑顔に戻って話を続けた。 「そんなに直ぐには教えられないよ。前のゆっくり達も数ヶ月掛かってゆっくりできる様になったんだから」 「そんなことないよ!!! きっとそのゆっくりたちはばかだったんだよ!! まりさたちはすぐにおぼえられるよ!!!」 「そうだよ!! れーむたちにかかればすぐだよ!!!」 聞く人が聞いたら一瞬で美味しい餡ペーストが完成しそうな台詞だが、男は慣れているようで微笑みながら話を続ける。 「じゃあね。 1.人間のお家に勝手に入らない。 2.もし、人間のお家に入りたかったらきちんと挨拶をする。 3.言葉遣いにも気をつける。 4.中に入っても人のお家を荒らさない。 5.勝手に自分の家と言ったりしない。 6.食べ物を貰った時はきちんとお礼を言う。 7.決して横柄な態度で催促はしない。 8.ここで言う言葉遣いは、丁寧語、謙譲語、尊敬語をきちんと使い分け、なお且つその場において適切な言葉遣いを話す。 9.人間の作った畑と自然に群生している野菜との区別をつける。 10.その際、人間の作っている畑だったら勝手に食べない。 11.もし、食べたかったら頼んでみるなり、お手伝いするなりして分けてもらう。 12.その場合も言葉遣いに気をつける。 13.モノを食べる時は綺麗に行儀よく食べる。 14.にんげんのお家に住めるようになったからといって勝手に子供は作らない。 15.人間の話も、他のゆっくりの話も最後までキチンと聞いて理解する、間違っても自分の勝手な考えを押し付けない。 と、簡単な所はこれくらいだね」 「ゆ? れーむたちはじぶんのおーちしかはいってないよ?」 「とかいはのありすはことばづかいもきれいだし、しょくじのまなーもただしいよ?」 「ここまでは分かったみたいだね。じゃあ今からきちんと覚えたかどうかテストをするから、覚えていなかったらゆっくりできないよ! まずは……きみから」 男は、ワザと一番頭の良さそうなゆっくりパチュリーを指名する。 指名されたパチュリーは、暫く考えた後に、何か閃いたように元気よく答えた。 「むっきゅー!! む~、もし……人間の横柄な態度の催促だったら勝手に行儀よくたべる!!」 「残念。全然違うよ。このままじゃゆっくりできないね。ここから出たら直ぐに人間に捕まって加工場に連れて行かれるか、その場で食べられちゃうよ?」 予想通り、といった感じで、男はつらつらと文句を並べていく。 「ゆ!!」 まさに、青菜に塩、馬鹿に加工場。 一瞬で自信満々だったパチュリーの顔が青ざめり。 頭がいいことで通っているパチュリーが間違えた事で、周りのゆっくり達も動揺を隠しきれない。 「かごーじょーはいやだよ!!! ゆっくりできないよ!!!」 「まりざもいやーー!!! おじざんたづげてーーー!!!!」 「あれあれ? 君達はさっきこんなの簡単だよって言ってなかったけ?」 ワザとらしく、先ほどとは違う種類の笑みを浮かべながら、ゆっくり達に聞き返す。 「とかいはのありすでもおぼえられないよーー!!!」 「むっきゅ~~~~~~……」 「それじゃあ、ここできちんとゆっくりできるように頑張るかい?」 飴と鞭を巧みに使い分け、ゆっくり達をコントロールする。 その手際の良さは、流石ブリーダーといった所だろう。 「取り合えず。お昼は何も食べてないだろ? ご飯にしよう」 「!!! うん!! ゆっくりたべるよ!!!!」 「おじさん!! はやくまりさと、みんなのぶんもってきてね!!!」 「はいはい。っとそうだ、君達は何処から入って来たのかな?」 室内に向けた体を外に戻して、ゆっくり達に尋ねる。 対するゆっくり達はご飯を急かす。 「ゆゆ!! そんなことよりごはんをはやくもってきてね!!!」 「だめだよ! きちんと説明しないと。それとも、お外でゆっくりしようか?」 「ゆ!! おじさん!! おそとはだめだよ!! ゆっくりできないよ!!」 「じゃあ、どうやって入ってきたかおじさんに教えてくれるかな?」 「かんたんだよ!! あのすきまからはいってきたんだよ!!!」 胸を張って魔理沙が答える。 このゆっくり魔理沙は、早速人のご機嫌を取ろうとしているようだ。 「そうか。じゃあ君はご飯は半分だけだね」 「ゆ!! どーして? まりさはきちんとなかにはいれたよ!!!」 「うん。でもね、人間のお家に入るときは玄関で、今日はって言わないといけないんだよ。君達もお友達のお家に入るときに挨拶するだろ?」 「うん!! ありすのおーちはとってもおおきくてとかいはのおーちだし、ぱちゅりーは……」 「うん。わかった、わかったよ。ともかく、人間のお家でも挨拶をしないとだめなんだ。しかも、勝手に他の場所から入る事もいけないんだよ。わかったかい?」 「ゆ~~~。うん、げんかんでごあいさつすればいいんだね!!!」 「そう、挨拶の仕方は後で教えるよ。……それじゃあ、きちんと理解できたからご飯は一人前食べさせてあげるよ」 「ゆゆ!! おじさんありがとう!!!」 既に太陽は西に動いていたが、ゆっくり達はようやく昼食を取ることができた。 「よし! じゃあこれからゆっくりできる様に君達に教えていくよ!!」 舐めたように綺麗にした食器を見て、男はゆっくり達に声をかける。 何匹か、ゆっくりお昼寝するといったゆっくりがいたが、お外に連れて行くと言うときちんとおじさんの元へついてきた。 そしてその日は、基本的なことをゆっくり達に教えていった。 人間のお家に勝手に入る事、畑、仕草その他もろもろ。 勿論、一日で覚えることができたら苦労はしない。 インコに言葉を教えるように、何日も何日も同じ説明を繰り返す。 ゆっくり達も覚えるペースは遅いが、キチンと一個一個覚えていく。 畑の事を覚えた時、ゆっくり霊夢と魔理沙は自分達のやった事を理解して号泣した。 子供達が泣きながら励ましたが、それでもなかなか泣き止まない。 やがてもらい泣きした男が、泣き出しながら二匹を抱きしめた所で二匹の後悔のメロディーは止んだ。 そんな事が多々あったが、田植えが始まる頃になると、個人差はあるが最低限の事は理解できるようになった。 「きょうからはすこし外にでてみよう」 これ位なら外に出しても大丈夫。 男は長年の経験から判断して、野外学習に切り替えた。 「ゆゆ!! おじさんれいむたちおそとにでてもだいじょうぶ?」 「みんにゃでゆっくりできるにょ?」 知識が付くにつれ、ゆっくり達も自分達がどのように見られているのか理解できた。 そんな自分達が人間の多い所をうろついて大丈夫なのだろうか? 「大丈夫! おじさんといっしょだし。 君達はそこら辺のゆっくりよりはきちんとしているから」 背中を押してやる。 元々好奇心旺盛なゆっくりは、暫く迷っていたがおじさんと一緒なら安心だと言うことで外に出ることにした。 「ゆゆ!! おそとひさしぶり!!!」 「おかーさん、こっちでゆっくりしようね!!!」 「ゆゆ!! はなれちゃだめだよ!! まりさについてきてね!!!」 久々の外の世界を見たゆっくり達は、出る前の不安な気持ちを一気に脱ぎしててはしゃぎ出す。 「おーい! こっちこっち。さぁついておいで」 「ゆゆ!! ぴくにっくだね!! とかいてきだね!!」 「むっきゅ~♪ これくらいならぱちゅりーもついていけるよ!!!」 パチュリーのペースに合わせる様に男が向かったのは自分の田んぼ。 田植えを終えたばかりのその田園はどこと無く、奇妙な違和感がある。 「ゆ? おじしゃんこれなに?」 「これなーに?」 一番に好奇心旺盛な子供達が尋ねる。 「これはお米の子供だよ。ここから大きく育つと、おいしいごはんがとれるんだ」 「ゆ!! おこめ!! おじさん!! これみんなおこめになるの!!!」 「むっきゅ!! むきゅきゅ!!!」 一番の食欲の霊夢とパチュリーが興奮気味に尋ねる。 「そうさ。そこで、君達にお仕事がある」 「ゆ? おしごと? まりさたちに?」 「ゆゆ!! アリスはとかいはだからおしごとがんばるよ」 残った金髪饅頭組みが答える。 「ああ。この田んぼの中に、虫がいると育たないから虫を食べて欲しいんだ」 「ゆ? おむしさんがいるとだめなの?」 「ああ。むしは稲にとって害虫なんだよ。害虫はこの前教えたよね?」 「むきゅ!! お野菜とかをダメにするむしさんだよ!!」 パチュリーが勢いよく答える。 以前、全く覚えられなかったのを悔やんで沢山勉強していたのだ。 「そう。それで、君たちがキチンと働いてお米が取れれば、他の人間も君達をゆっくりさせてくれるよ」 「うん!! かんたんだよ!! れーむたちはむしさんもごちそうだもん!!」 「がいちゅーさんのむしさんは、まりさたちにまかせてね!!!」 そう言いながら、皆次々に田んぼの中へ飛び込んでゆく。 ためらうかと思ったアリスもすんなり入っていった。 「ゆゆ!! どろはとってもせいけつなんだよ!! とかいはのありすはにんげんともゆっくりしたいよ!!!」 唯の孤独感と虚栄心に裏打ちされた結果だった。 しかし、都会派都会派煩いアリスが、こうして自ら汚れてまで他の人の為にするというのはなかなかの進歩である。 粗方虫を飛べつくすと、男の合図でこの日の野外学習は終わった。 「みんなキチンと働いて偉いよ!! 収穫の時まで頑張ろうね。そうすれば、皆も人間とゆっくりできるよ!!!」 「「「「!!!!」」」」 ゆっくりできる。 遠いが、確実に見えたその目標はゆっくり達にとって大きかった。 人間達とゆっくりできるようになれる。 もう、掴まって食べられたりすることも無くなる。 ゆっくり達はおじさんから、ブリーダーに育てられたゆっくりは街のかなでお手伝いをしながら住んでいる、中には人間に飼われているゆっくりもいる、と言う話をよく聞かされた。 今までは、半ば絵空事の様に聞いていたが今では確実な目標として存在している。 その事が、ゆっくり達には嬉しかったのだ。 「それじゃあ、かえって体を洗ったらまたお勉強だよ」 「「「「うん!!!! ゆっくりできるようにおべんきょうするよ!!!」」」」 ―― 稲もよく育ち、見慣れた田んぼが現れ始め、夏がやってきた。 この頃には、男が熱心に教えた甲斐があり、多少たどたどしいがそれなりに挨拶ができるようになっていた。 「こんにちは。ゆっくりさせてくださーね!!」 「いらしゃい!! おじさんのおーちによこそ!!」 近頃は、お互いのお家に来たという設定でゆっくり自ら勉強している。 普段は飽きっぽい性格だが、自らがずっとゆっくりできる為に必死になっているのだ。 しかし、その晩ちょっとした事件が起こった。 みんなで食事を取っている時に、ゆっくりアリスの大群が押し寄せてきたのだ。 「まままままりざーーー!!!!」 「れーーーむうーーーーーー!!!!」 「ありすはみんなだいすきだよーーーー!!!!!」 集団はそう言って、一番身近にいたゆっくりパチュリーに襲い掛かる。 「むきゅーーー!!! だずげてーーー!!!」 「ぱちゅりーー!!! ありすやめてね!! みんなをはなしてね!!!」 「れいむ!!! まりさ!!! ありすもいるーーー!!!」 「みんなだいすきだよーーー!!!!!」」」」」 涎をダラダラ出しながら、一気に迫ってゆく洋菓子軍団。 しかし、今は食事中であった。 なので当然、男もここにいた。 「おい洋菓子饅頭!!」 「すすす、すっきr――んびゃ!!」 近くに来たアリスを一匹捕まえて、籠に放り込む。 その後も、必死になって交尾をしようとするアリス達を片っ端から籠に突っ込んでゆく。 時間にして僅か15秒、捕まえたゆっくりアリスは15匹。 「ゆゆ!! おじさん!! とかいはのありすたちをどーするつもり!!」 「はやくそのこたちのこどもをつくらせてね!!!」 散々わめき散らすアリス達をそのまま外に連れて行く男。 「君達はここでは教育できないね。明日になったら、加工場よりもゆっくりできる所に連れて行ってあげるからね!!」 「!! かこーじょーわやだよ!! とかいはのありすたちはいいゆっくりだよ!!!」 「おじさんたすけてね!! いまならみんなおじさんのるーむめーとになってあげるよ!!!」 叫び声は一段と大きくなったが、男は気にせず家の中へ戻っていった。 翌日から、そのアリス達はクレープ作りに従事することとなった。 「ぱちゅりー!! ゆっくりできる? ゆっくりしてね!!!」 中では、一番酷くやられたパチュリーを囲むように他のゆっくりが心配そうに眺めていた。 「むっきゅ、ゆっくり、できるよ!」 息は荒いが、心配はない。 男がそう伝えると、お祭りのように騒ぎ出すゆっくり達。 その中の、お母さん魔理沙を見つけた男は頭を撫でながら声をかけた。 「えらいな! 真っ先にパチュリーの元へ駆けつけて!」 「ゆゆ!! とうぜんだよ!! おともだちがゆっくりできてなかったもん!!! まりさはもうにげないよ!! こどもたちもおともだちもまもるよ!!!」 さも当然、と言うように魔理沙は言ってのけた。 直後に霊夢が魔理沙を呼んだので、直ぐにそっちに行ってしまったが、大抵我先に逃げる魔理沙が自分から向かって行ったのだ。 これは、ブリーダーだったならば、誰しも涙を流して喜ぶ瞬間だった筈だ。 男も、急いで台所へと足を運ぶ。 「よし! きょうはパチュリーが元気になるお祝いにしよう!!」 台所から、沢山のお菓子を持ってきた男が宣言すると、ゆっくり達も元気よく賛成した。 「「「「うん!!! ぱちゅりーはやくげんきになってね!!!」」」」 「むきゅ~♪ げんきになるよ!!!」 蒸し暑い、よどんだ空気も吹き飛ばすくらい、賑やかで晴れやかな夜となった。 ―― 稲が黄金色に輝き、水田の水も抜けきった。 この頃には小さかった赤ちゃんゆっくりも、体はまだ小さいが赤ちゃん口調は抜けてきた。 この日、ゆっくり達は男に連れられて近所の家へ出かけた。 ゆっくりできるかテストだよ。 男にそう言われたゆっくり達は日頃の成果を存分に発揮した。 「こんにちは!! ゆっくりさせてもらえますか!!!」 これはお家に入るときの挨拶。 「おじゃまします!!」 中に入れてもらえるときの挨拶。 「いただきます!!」 モノを貰って食べるときの挨拶。 「むしゃむしゃ」 食べるときは、食べ溢さずにキチンと口の中に入れる。 「おいしかったです!!」 食べ終わった後に言う台詞。 「さようなら!! またゆっくりさせてください!!」 お家を出て行くときの挨拶。 それを終えると、男と、その家の家族から拍手が送られた。 「うん。合格。後は明日収穫予定の米のでき次第だよ!!」 「いやー。一家全員で楽しみにして待ってるよ! ゆっくりがんばってね!!!」 「「「ゆっくりがんばるよ!!!」」」 おじさんだけではなく、始めて会った人間からも褒められたことがゆっくり達には嬉しかった。 そして、合格と言ってくれた事も。 その日、ゆっくり達は興奮してなかなか寝付けなかったが、明日の為に随分早い時間から床に入ったので、結果的に睡眠は十分取れた。 そして、今日は待ちに待った収穫の日。 この日の為に毎日泥だらけになりながらもキチンと仕事を続けたゆっくり達には特別な日である。 「ほら、良い稲だ!! この束をあっちにはこんでくれ!」 「うん!! いっぱいなってるね!! ゆっくりすぐにはこぶよ!!!」 自分達がキチンと働いた田んぼからちゃんとお米が取れれば、人間達とゆっくりできる。 「んーしょ! んーしょ!! ふう~」 言われた場所に稲を運び終わったゆっくり霊夢は、他のゆっくりに聞こえるような声で叫んだ。 「みんなみて!!! れいむたちがおてつだいしたおこめがちゃんとできてるよ!!!」 「ゆ!! ほんとうだ!!!」 「やったねおかーさん!!!」 「これでみんなゆっくりできるね!!!」 大きく育った子供達も、パチュリーもアリスも、その成功が意味する事を知っている。 だからこそここまで嬉しくなるのだ。 今まで苦労して、人間とゆっくりするためにこの日まで頑張ってきたのだ。 「おーい!! よろこぶのもいいけど、こっちもてつだってくれ!!」 沢山の稲を抱えて佇む男。 その元へ慌てて皆で駆け寄っていくゆっくり達。 その顔はいつか見た花のように燦々と輝いていた。 「「「「おじさん!! いまゆっくりいくよ!!!!」」」」 その夜。 昇り始めた月には、はっきりとウサギの陰が映っているが、この家の住人だけはそんな事は関係なかった。 「ゆっゆ♪ まりさおいしようだね!!!」 目の前には、 「ゆ~♪ れいむもがんばったもんね!!!」 このひまで、 「「「おかーさんがんばったよ」」」 泥だらけになりながら、 「「「れーむたちもがんばったもんね♪」」」 がんばってお手伝いした、 「やっぱり、とかいはのありすはしんまいがにあってるね!!!」 田んぼの新米が、 「むっきゅ~~~♪」 大きなたらい入って湯気を立てていた。 まさに銀シャリと言うに相応しいその米の輝きは、ゆっくり達がゆっくりできるように頑張った苦労を称えているかのようであった。 「おめでとう。君達は随分礼儀正しくなったよ!! これならもうだいじょうぶ!! 明日からは、このお家を出て、この街でゆっくりくらせるよ!!!」 そう言う男の目に涙が流れている。 余程この日が待ち遠しかったのだろう、嗚咽交じりになりながらゆっくり一匹一匹に声をかけていく。 「おじさん!! なかないでね!! 時々遊びにくるから!!」 「うん!! げんかんからこんにちはしてはいってくるよ!!」 「とかいはのありすは、おてつだいしてもらったたべものをもってくるよ!!!」 「むっきゅ~!! ぱちゅりーもおはなしいっぱいおぼえてあそびにくるよ!!!」 一匹一匹、男の事を心から心配して、時々遊びに来ると口々に男に話す。 まるで、小さい頃から育て上げた娘が嫁いでゆく時のようだ。 おそらく、以前のゆっくり達を育てたときもこのようなやり取りがあったのだろう。 「……ああ。いつでもおいで!! ゆっくりまってるよ!!!」 「「「ゆっくりまっててね!!!」」」 その後に訪れる笑い声。 長く過ごした、ゆっくりと男だけが知っている笑いだった。 「よし、ごはんが冷めるからさっさと準備しようか?」 「うん!! じゅんびてつだうよ!!!」 「よしよし。でもその前に、苦労して作ったご飯をちょっとつまんでみな!」 そう言って、たらいのご飯を少量紙皿に移した男はゆっくりの前にそれをおいた。 口の周りに付かないように注意しながら食べて言うゆっくり。 「おいしい!! おじさんこれすっごくおいしいよ!!」 「そりゃあ、君たちが苦労してお手伝いした田んぼだもんな!」 「むしゃむしゃ……。おいしーね!!」 「ねーー!!」 どうやら、今年の米も上々のようだ。 つまむ程度なので、決して多い量では無いがゆっくり達は文句も言わず笑顔で食べ終えた。 少々もち米が混ざっているようで少しべたつきがある。 これも、今夜のメニューに必要なものなのだろう。 「おいしかったよ!! はやくおりょうりつくろうね!!」 そう、今は料理の途中だったのだ。 以前は食欲だけが先走っていた霊夢もキチンと我慢することができるようになっていた。 今日の献立は聞かされていない、しかしきっと最後の食事は豪華なものになるのだろう。 「うん。ところで皆前に話した害虫のお話は覚えてる?」 「むっきゅ!! かってに野菜とかを食べちゃうむしさんのことだよ!!!」 パチュリーが元気よく答えると、周りからも似たような答えが返ってきた。 「うん。きちんと覚えていたね! それじゃあお料理を初めようか?」 それだけ言って、男は今晩の夕食作りに取り掛かる。 「とかいはのありすはしってるよ!! こういうときはでなーっていうんだよ!!」 「ありすはものしりだね!! ……ゆ?!! あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ーーー!!!!」 突然、この家からは聞こえるはずの無い声が響いた。 それは、よく加工場や紅魔館から聞こえる声。 「れ!! れいむのこどもがーーー!!!」 そう、つまりはゆっくりの叫び声。 対象は子供霊夢だった。 「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ーーーー!! お、おじさん!!!! どうじてーーー!!!!」 既に瀕死の重症を負った子供霊夢は、残った力を振り絞って男に尋ねる。 きっと、何かわけがあるはずだと考えて。 「だって………………から」 「ゆ! ゆっくりじだがっだーーー!!!!!! ……」 そして、何時も通り男から何か理由をを聞かされると、そのまま息絶えた。 「あ゛あ゛あ゛あ゛ーーー!!! れーむのこどもがーーーーー!!!」 「まりざのこどもがーーー!! おじさん!! どうしてこんなごとするの゛ーーー!!!」 二匹目のゆっくり、子供魔理沙を引きちぎっている男に詰め寄る二匹。 「どうじだの!!! わるいものでもたべたの?!!!」 「それども、そのごだじはゆっくりできないの?!!!」 生き残った自分の子供達を失ったことで親はかなリ動転している。 「そんなこと無いよ。この子は皆と同じだよ!」 子供魔理沙の餡子をたらいの中へ移した後に、ゆっくり達に向き直って男は微笑んだ。 「だったらなんで!! なんでれーむのあがじゃんを……」 「なんで? だって君達は害虫だよ。勝手に畑を荒らすし、人の家も荒らす。唯の害虫の方がまだましだよ。生憎と、 害虫はキチンと教育しても害虫だからね。キチンと処分しないとね」 場が凍った。 湯気を上げ続けるたらいだけが、この異常な場から抜け出している。 「ゆ? おじさん!! れーむたちはぶりーだーのおじさんのところでがんばったよ!! ゆっくりできるんでしょ!!!」 「そうだよ!! まりさたちはがんばったよ!! おじさん、これもおべんきょうなんでしょ!! こどもたちもほかのばしょにいるんでしょ?」 「……」 その問いかけに答えずに男は四匹の子供ゆっくりを掴んで。 「ゆゆ!! おじさん! ゆっくりさせてよ!!」 「ゆっくりできるんだよね!!」 「……」 「「「「ゆっびちゃ!!!! ……」」」」 力を込めて、凍った場を一気に溶かす。 溶かすと言うよりも砕くといったほうが良いのかもしれないが……。 「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛……れーむのこどもが……」 「まりさの……まりさのかわいいこどもが……」 呆然と桶の中を眺める二匹。 その横では、パチュリーが引きちぎられようとしているが、この二匹は助ける元気が残されていなかった。 ただ、呆然と見つめているだけだ。 「むっきゅ!! おじさんはさいしゅうしんさをしてるんだよね?!! ぱちゅりーはゆっくりしたいよ!!!」 「良いとも。いったろ? ここで過ごしたゆっくりは皆ゆっくりしてるよって。君もずっとゆっくりできるよ。ほら、今処分してあげるから」 「いだ!! いだいよーーー!!! ゆっぐりざぜてーーー!!!!」 暫く力いっぱい千切ろうとしたが、子供のようにはいかないようで包丁を取り出して頭の上を切りとる。 「はぁはぁ……!! むきゅ? ぼーじ!!! ぼーじがえして!! あ!! あ゛あ゛あ゛あ゛ーーーー!!!」 間髪いれず、しゃもじで中の餡子を掻き出していく。 「むっきゅ!! ごめんなざい!! おじさん!! ゆる!! じで!!! ……」 男は、大量の餡子を桶の中へ移し、饅頭の皮はゴミ箱に捨てた。 「さてと、次はこっちを先に料理するか」 男が向かったのは、呆然としている二匹ではなく、ゆっくりアリスだった。 「ゆゆ!! おにーさん!! ありすはとかいはだからきちんとゆっくりできるよ!!! だからもうさよならするよ!!!」 慌てながら、出口に向かっていこうとするアリス。 それを逃がすはずも無く、男は捕まえたそれをまな板の上へと運んだ。 「お、おじさん!! ありすはとかいだがr……」 「関係ないよ。君達は害虫だって言ったろ? 特にお前は、はつかねずみ以上に性質が悪い害虫だよ。かってに害虫の数を増やしちゃうしね」 「ゆ? ちがうよーーー!! ありずはがいじゅうじゃないよーーー!!!」 沸騰したお湯の中へ袋ごとカスタードを入れる、そのままだと固まっているので調理し辛いのだ。 「あづいーー!!! おじざんあづいよーー!!! だじでーーー!!!」 全体に熱が伝わるように、時々かき混ぜる。 袋の開口部を下にすると、騒音も気にならない。 「ぶぶぶぶぶぶぶぶぶ!!!」 暫く経ったらお湯の中から取り出す。 「おじざん!! ありずはどがいはじゃないですーー!!! しゅーだんしゅーしょくでじだんでずーーー!!!!!」 額に大きな穴を開け絞り出す、このとき中のカスタードは熱いので注意が必要である。 「あがっががあああああーーーー!!!!!!」 取り出し終えた袋をゴミ箱へ捨てる。 どうやら、これはクレープに使うようだ。 「よし、こっちも仕上げだ」 「……ゆ~?」 「……おじ……さん?」 未だ呆然としている二匹の前に近づく男。 それを見て二匹はここ数ヶ月のことを思い出した。 勝手に人間の畑を荒らして子供達が沢山いなくなった。 そして、残った家族でゆっくりしようとブリーダーのお家へ向かった。 初めは大変だったけど、一緒に来たアリスやパチュリーと一緒に頑張った。 色々覚えた頃、初めてお外に行った。 そこで、人間の田んぼを手伝った。 これが上手くいけばゆっくりできると思ったから一生懸命頑張った。 アリスが大勢着たときも、逃げずにパチュリーを守った。 以前の子供たちのように失いたくなかったから。 テストもキチンとできた。 その後、キチンとご飯ができた。 それを、おじさんが食べれるようにしてくれた。 がんばったご飯は美味しかった。 これでおじさんのお家から、街へ出てゆっくりできる。 その筈だった。 「いいかい? よーくきいてね!!」 男は、今までゆっくり達にモノを教えているときと同じ口調で話し始める。 「おじさんはゆっくりブリーダーです。でもキチンと勉強したゆっくりを、おじさんはお外に出しません。田んぼを手伝って美味しいご飯ができたら お外に行けると言ったのも本当です。でもおじさんはお外には出しません。それは、キチンと自分の事を理解した害虫が、最後に害虫として死んでゆ く時の絶望した顔を見るのが好きだからです。そして、私はまだ二十台なのでおにーさんです」 「ゆー。れーむはゆっくりできるの? ちゃんとごはんもできたよ?」 「まりさも、ちゃんとごはんつくるのてつだえたよ。にんげんとゆっくりしたいよ!」 幾分、表情が元に戻ってきた二匹は、再度男に尋ねた。 今まで、頑張ってこれたのは人間とゆっくりしたかったから。 「できません。君達は害虫だから。害虫は害虫らしくゆっくり死んでね!!!」 ゆっくり達の答えも聞かず、餡子の袋の上部を切ってゆく。 「ゆーー!!! いだいよ!! おじざんれいむだぢをゆっぐりざぜてーー!!!!」 「まりざたちはゆっぐりじたいよーー!!!」 そのまま、餡子の袋から餡子を取り出す。 「あっががあああ!! やめでぇーー!!! れーむのながみだざないでーーー!!!!!」 「まりざのあんごがーーー!!! おじざん!! もどしで!!! もどしでね!!!」 そういっている間にも、ドンドン餡子の量は減ってゆく。 「「…………ゆ!!」」 絶望し途切れそうになる意識の中で、二匹は自分達を呼んでいる声を聞いた。 「おかーーしゃーーん」 「ゆっくりしよーーね!!」 「「……こどもたちだ……」」 それは、失った子供達の姿。 「むっきゅーー!!」 「とかいはのありすはじかんにるーずなの!!!」 「「ありす……ぱちゅりー……」」 そして、今まで苦楽を共にした友人だった。 「「っ!!!」」 まっていまいくよ!! そこ言葉を、まさに発しようとした時だった。 「畜生に神はいないよ♪」 「「……ゆっぐりぎだがった!!!」」 忽然と、周りからゆっくり達の姿は消えた。 そして、最後の最後で完全に絶望した餡子袋も、ゴミ箱に捨てられた。 今日の男の食事はおはぎとクレープ。 しかし、一つだけ違うことがある。 それは、おはぎを多く作った事。 理由は簡単だ。 米を無事収穫できたお祝いに、近所の人へおはぎを配るためだ。 月が綺麗に夜空に舞う頃、おはぎを配り終えた男は、何時ものように一人だけの食事を取って床についた。 ―― 一面、白い雪化粧で覆われる冬。 田んぼは子供達の格好の遊び場になる。 食事を支えるこの土地は、この間は子供が笑顔で過ごせるように、沢山の雪を蓄えた。 ―― それが、土に帰る春。 村では野菜や稲の準備が始まる。 それは、同時に男の仕事始めでもある。 「おや? 君達は何処から入ってきたのかな?」 その日も男はペット一匹居ない家で一人で食事を取る。 田んぼはまだ何もない。 ただ、これからお世話をするであろうモノ、その餡子の様に黒い土に覆われているだけだ。 このSSに感想を付ける